SAKU39のブログ

初心者サラリーマンブロガー。ゲーム、サッカー、保険などのことをダラダラ書いています。副業にならないか挑戦中。

「今は円高だから外貨建ての保険がお得」と安易に考えるのは個人的に危険な気がします。同じ変動リスクを考えるなら今は変額保険や外国株メインの投資信託の方が良さそう。あくまでも個人的な意見です。

世間は連日コロナ騒動です。

 

正直「もうみんな何かに八つ当たりしたいんでしょ?」と思うぐらい・・・

 

そのコロナ騒動が経済にも大きな影響を与えていますが先日、数年ぶりに一瞬だけ1ドル=101円台という円高になりました。

 

「円」の信用が高いということです。

 

詳しくはわかりませんが世界では「日本の新型コロナへの対応の不信感」より「アメリカの政策金利の利下げの危機感」と「新型コロナが世界的に拡大しているから円に逃げて様子見」の方が強いようです。

僕の個人的な考えなので「それ違うよ」などありましたら教えてください。

(日本が信用されているわけではなく「円」が信用されているのだと思います)

 

 

円高になると必ず「今は外貨建ての保険でお金を貯めるのがお得」という話をあちこちで耳にします。

 

円高」だけ考えるとそうなのですが、もっと保険の仕組みを考えると少し危険なような気がしないでもないです。

 

あくまでも個人的な考えですしどんな保険を選ぶのかは自由ですが、検討されている方の参考になればと思います。

 

f:id:SAKU39:20200311170544j:plain

 

 

 【そもそも外貨建ての保険でお金を貯めるってどういうこと?】

よくあるのは下のような米ドル建て終身保険(低解約)でお金を貯めるという仕組みです。

(例)45歳男性

f:id:SAKU39:20200310221807j:plain

この保険をざっくり説明すると

・死亡したら5万ドルに為替をかけた金額を一生涯家族に遺せます。

・月々の保険料は200ドルに為替をかけた金額を60歳まで払います。

・解約したらお金が戻ってきますし61歳以降であれば米ドル換算で払った分より多く(110%や120%)戻ってきます。

・為替リスクはありますが返戻率が高く、死亡保険金に対する保険料も割安なので人気があります。

という内容です。 

 

月の保険料200ドルは固定なのですが為替によって円換算の保険料が変わるので

1ドル=110円の月 → 22,000円

1ドル=110円 → 100円円高になると

1ドル=100円の月 → 20,000円

となります。

 

同じ保険の内容でも円高になると円換算の保険料が安くなるので「円高のときは外貨建て保険がお得」ということになります。

(外貨建て年金保険や外貨建て一時払い保険も同じ考え方です。)

 

この考え方は間違いではないと思います。

 

 

【なんで払った分より多くお金が戻ってくるの?】

保険会社は預かった保険料をただ保管しているわけではなく債権や株、投資信託などで運用して増やします。

「これぐらい増やせるだろうから、これぐらい上乗せで返しても大丈夫だろう」というのが返戻率に反映します。

その中でも貯蓄機能のある保険は主に国債で運用します。

これは円建ての保険も外貨建ての保険も同じですが、米ドル建ての保険は主にアメリカの10年国債や30年国債で運用しています

 

 

【「今、米ドル建てがお得」と安易に言えない理由は?】

貯蓄機能のある保険は主に国債で運用しているのですが、ここで日本の生命保険の歴史を少しご紹介します。

 

日本はかつて「バブル」と呼ばれるイケイケの時代がありました。

(残念ながら僕は経験していませんが)

f:id:SAKU39:20200311153755j:plain

(※数値は財務省HPからの抜粋です)

 

バブル期は1991年頃までなので上の丸で囲んだところ辺りまでです。

日本の10年国債金利のピークは8%を超えています。

(2020/3/10時点の10年国債金利は-0.05%です)

このときに日本では円建ての貯蓄性の保険がバンバン売れていました。

仮に年利5%で増える保険を販売したとしても、保険会社は国債を買っておくだけで3%の利益を得ることができたの色んな保険会社が高利率の生命保険を販売しました。

 

その結果どうなったかというと、バブルがはじけたあと多くの生命保険会社が破綻してしまいました。

金利が一気に下がってしまい保険会社は逆ザヤになってしまったのです。

 

 

今の話に戻します。

 

f:id:SAKU39:20200311162000j:plain

(※数値はFRBのHPからの抜粋です)

 

上は過去20年のアメリカ10年国債金利推移です。

米ドル建ての貯蓄型保険はほとんどこれで運用しているのですが、日本ほど急激ではありませんが徐々に右肩下がりになっています。

表示されていませんがグラフの右端は2020年2月の金利ですので今後、政策金利が引き下げられるともっと下がっていくと思います。

さらに年内に複数回下がる可能性があるという噂さえもあります。

高めの積立利率や運用利率を保証している保険会社が逆ザヤになる可能性もあるかもしれません。

 

もちろん保険会社は株や投資信託などでも会社の資産を運用していますしアメリカは日本より「金利の低下」→「株価の上昇」が顕著ですので過剰に心配する必要はないと思いますが、今後20年や30年の間に何もないとも言えないかもしれません。

 

今は保険契約者の保護機構があるので保険会社が破綻しても保険は残りますが、積立利率や返戻率などが下げられる可能性があります。

(昔は保険会社が破綻したら加入していた保険は無くなっていました)

円高だからと飛びついた外貨建ての保険の保険会社が破綻して、100%を超える返戻率を期待していたのが100%を下回る可能性もゼロではありませんのでご注意ください。

 

 

【まとめ】

何度も言いますがあくまでも「個人的な考え」ですので大間違いがあるかもしれません。

僕自身は外貨建ての保険は良い保険だと思いますが、検討される方はしっかり色々なリスクを想定して検討してください。

リーマンショック9・11世界同時多発テロ、今回の「新型コロナウィルス」など経済に大きな影響を与える出来事が10年サイクルぐらいで起こっているので本当に過去のデータを信用しすぎるのは良くないと思います。

 

僕がもし「今」運用目的で貯蓄を始めるならば同じようにリスクがあるにせよ長期的に見て成長し続けているアメリカ株をメインにした「変額保険」や「投資信託」、「NISA」や「iDeCo」をやります。

 

まぁ今はお金のことより体調を気にかけましょう。