先日、ジャッジアイズ(通称:キムタクが如く)をクリアしました。
発売前にも話題になりましたし、発売後もピエール瀧の件で話題になったあのゲームです。
龍が如くスタジオがマンネリを打破すべく、良いところは残しつつ新しい試みを盛り込んだこの作品。
龍が如くシリーズをいくつか遊んできた僕が感じた【良かったところ】【気になったところ】【感想】です。
【◎良かったところ】
魅力的なキャラクターたち
あまり色々書くとネタバレになりそうなので書きませんが主人公の八神(キムタク)、相棒の海藤さん、源田先生、松金の親っさんなどキャラクターに個性があり魅力的です。
新しいシリーズで新鮮味があるからかもしれませんが。
やっぱりキムタクはカッコいいですね。
先が気になる秀逸なストーリー
今回のメインストーリーは連続殺人の犯人を探すというものですが、状況が目まぐるしく変わっていき目が離せません。
途中から誰が黒幕なのか気になり味方全員が怪しく見えてしまいます。
連続ドラマや映画を観ているような感覚に近いです。
個人的には龍が如く0、龍が如く7と同じぐらいストーリーにのめり込みました。
スピーディーな戦闘アクション
龍が如くの桐生は1発1発が重いパワフルな戦い方でしたが、今回はどちらかと言うとスピーディーな連続攻撃で戦います。
八神の身軽さを生かしたバトルは爽快感があります。
また、バトル中も走ることができるので相手が必殺技を使いそうなときは走って逃げて距離を置くこともできます。
【×気になったところ】
新要素「尾行モード」が面白くない上に結構多い
主人公が探偵ということもありターゲットを尾行するミッションがあります。
これが全然面白くない・・・
前方を歩くターゲットに付いて行きつつ振り返ったら物陰に隠れる、というダルマさんが転んだをただ繰り返すだけ・・・
見つかりそうになったら隠れて警戒ゲージが下がるのを待たないといけなかったり同じ場所をぐるぐる回ったり、面白くないだけじゃなく時間もかかります・・・
しかもメインストーリーでもサブミッションでも結構な頻度で発生します。
ここは個人的にかなりのマイナスポイントでした。
「シチュエーションに合った衣装を手に入れていたら街に溶け込んで警戒されなくなる」とか「ドローンで追跡」とかあればいいのに、と思いました。
(こっちの顔知らないくせに・・・)
せっかくの新要素「ピッキング」「サムターン回し」があまり生かされていない
ストーリーを進めていくと敵のアジトに侵入したりするので鍵を開ける「ピッキング」や「サムターン回し」を使う場面があります。
これも面倒な上に面白くないので不要だったと思うのですが、これ自体があまりゲームに生かされていません。
もっと神室町のあちこちに鍵のかかった扉が隠してあって、開けられたら隠しミッションが発生とか別の事件に巻き込まれてストーリーが分岐するとかあったら面白かったのに・・・と思いました。
新要素「ドローン」もあまり生かせていないしリアルな挙動は不要
ドローンカメラを使って敵のアジトの様子を探ることがあるのですが、これもあまり面白くないです・・・
というか止まろうとしても慣性で動いたり風に煽られたりと挙動がリアルなので操作しづらくストレスが溜まります。
またサブミッションでもドローンレースやドローンバトル以外では「高い位置の物を探す」以外の使い道がないので、「もっと高い場所まで飛ばして自由に神室町を上空から見下ろす」とか「ドローンでビルの上の隠しミッションを見つける」などあっても良かったように思います。
(ここまでしか飛べない・・・)
彼女とのデートで必ずミニゲームが必要なのが面倒臭い
彼女とデートをするときに必ずミニゲームが必要になります。
ダーツやバッティングやカジノ、将棋など。
そのあとに会話イベントがあるので1回1回が長くなります・・・
これまでのシリーズもそうでしたっけ?
最初から食事を選べて会話イベントのみっていう選択肢があっても良かったと思います。
(デートでの写真って何か効果あるんですか・・・)
さおりさんや真冬ちゃんとデートをしたり彼女にしたりできない・・・
これは個人的な不満です・・・
さおりさんが打ち解けていく様子や垢抜けていく様子を見たかったですし、真冬ちゃんと事件以外の会話もしたかったです・・・
(変身して超絶美人になるヒロインだと思っていました・・・)
【感想】
不満点は他にも「マップの目印が小さくてかなり見づらい」や「京浜同盟のエンカウント率アップが面倒臭い」や「黒幕はもっとどんでん返しが欲しかった」などもっとあったりします。
それでも個人的に総合で点数をつけると100点満点で80点ぐらいと買って損はないと思います。
とにかく色んなマイナス面をチャラにするぐらいキャラとストーリーが優秀です。
色々な立場によって色々な正義があると改めて考えさせられました。
特にゲームの中で八神が言う「人が一番残酷になれるのは、自分に正義があると思っている時だ」というセリフは今の過剰な自粛警察に重なりますし深い言葉だなぁ、と思いました。
龍が如くシリーズファンでもそうでなくても楽しめるゲームだと思いますので、「主人公が桐生一馬じゃないしなぁ・・・」とか言って敬遠するのは絶対損ですよ。
(龍が如く7も同じく)
上記のことを改善して2が出ることを期待します。
おまけ