先日、年に1度のスーパーセールAmazonプライムデーが開催されました。
いつも特に何かを狙って買うということはしないんですが、今回は前々から気になっていて安くなっていたら買ってみようと考えていた商品がありました。
ゲーミングキーボードです。
別にパソコンでそんなにゲームをするわけでもありませんしキーボードにこだわりなどないんですが、ブロガーやYouTuberの方で使っている人が多かったのでどんなもんなのか気になっていました。
ただこのゲーミングキーボードってめちゃくちゃ高いんですよね・・・
ブログを書くだけなら2,000円ぐらいの安いキーボードでも十分なのにゲーミングキーボードは軽く10,000円を超えてきます。
なので有名メーカーの良さそうなキーボードがセールで大幅値下げされていたら買おうと思い狙っていました。
今回購入したゲーミングキーボードはこちら。
Corsair(コルセア)K65 RAPIDFIRE
単純にセールになっていた中で人気が高く評判が良かったので買ってみました。
このキーボード、普段は13,000円~14,000円ぐらいするんですがセールで11,000円ぐらいになっていて更に僕が見たときは10%offクーポンまで付いていたので税込9,938円で買うことができました。
箱は英字配列になっていますが購入したのは日本語配列のキーボードです。
数日間、使ってみて感じた良かったところや気になったところなど素人のレビューや感想を書いてみたいと思います。
「ゲーミングキーボードって何ぞや?」という方は下記サイトなどをご覧ください。
今回、購入した「Corsair K65 RAPIDFIRE」は銀軸と呼ばれる入力スピードを追求したメカニカルキーボードです。
結構マニアックな話になりますので気になる方は「銀軸」「アクチュエーションポイント」「押下圧」などで検索してみてください。
【開封レビュー、内容物確認】
開封。
まずはキーボード本体です。
僕はマウスを広く使いたいのでテンキーレスキーボードを愛用しています。
数字を入力する回数よりマウスを操作する回数の方が圧倒的に多いですしね。
交換用のキーキャップです。
表面がザラザラ加工されているのでゲームをしながらでも指先の感覚でキーの位置が分かるようになっています。
パームレスト、リストレスト、アームレストなどと呼ばれるパーツです。
プラスチック製。
キーボードとくっ付けて使用時に手首を乗せることで手首の疲労を軽減できます。
僕はクッションタイプのものを買ったのでこちらは使用しません。
簡易マニュアルのような物。
残念ながら日本語対応していません。
設定などは頑張って日本語訳するかネットで調べるしかありません・・・
内容物はこれだけです。
【細かく見ていきます】
キーボード上部のボタンです。
左からバックライトのオンオフスイッチ、ミュートボタン、音量調節ボタン、Windowsロックボタンになっています。
キーボードを光らせたくない方や節電したい方はキーボードのバックライトを消すこともできます。
Windowsロックボタンはゲーム中にWindowsボタンを誤って押してしまったときに、Windowsメニューが開かないようにするためのボタンだと思います。
フレーム部分は航空機などでも使われるようなアルミニウムが使用されているらしく、かなり耐久性は高いようです。
見た目も表面の金属感がカッコいいと個人的に思います。
キーボードのケーブルが生えている部分です。
右のスイッチはポーリングレートというものを切り替えるスイッチで、ざっくり言うとキーボードの応答速度を切り替えるためのスイッチです。
まぁ1が最速なので敢えて変える必要はないと思います。
左のUSBポートは必要な時だけテンキーを繋いだりヘッドセットを繋いだりケーブルでスマホと繋いだりと、頻繁に抜き差しするようなUSB機器を使うのに便利なんだと思います・・・たぶん・・・
このUSBポートはUSB2.0にしか対応していないのと、キーボードから生えている方のUSBケーブルを2つとも繋がないと使用できないので注意が必要です。
キーとフレームの間はこんな感じで少し隙間があります。
このおかげでバックライトを付けたときに綺麗に光ります。
この隙間はタイピング中は全く気になりません。
USBケーブルは先がこんな風に2つに分岐しています。
これがよく分からずにネットで色々調べたんですが「片方がキーボード用、片方がバックライトを光らせるためのLED用」だとか「予備電源」だとか色んな情報があり正確なことが分かりませんでした・・・
僕が使った感じだと、右のキーボードマークが付いている方だけ挿せばキーボードとして使えますしバックライトのLEDを光らせることもできると思います。
左のUSBケーブルはキーボードに付いているUSBポートを使うためだけのものだと思います(パススルー機能)。
こちらを繋いでいないと、キーボード上部のUSBポートに他の機器を繋いでも認識しなかったので。
間違えていたら申し訳ございません・・・
交換用のキーキャップです。
左からA、W、D。
最初から付いているキーは黒色で表面がツルッとしていますが、こちらはグレーで表面がザラザラしています。
これにより指先の感覚でキーの位置が把握できたり、視認するときも一瞬で場所が分かるようになります。
交換用キーキャップを横から見た画像です。
分かりづらいですがAは左端が、Wは奥側が、Dは右端がそれぞれ反り上がっています。
これも指先の感覚だけでキーを認識できるようにするための工夫ですね。
ちなみに最初から付いているキーキャップ。
形の違いが分かると思います。
見づらいですがキーキャップは付属のクワガタのような工具を使えば簡単に交換できます。
色が違うのでパソコンゲームでよく使われるWASDキーが一目瞭然です。
ちなみにこれが「銀軸」と呼ばれるキースイッチです。
銀と言うより薄いグレーに近いですね。
キーキャップを交換してパソコンに繋いでみました。
デフォルトでは全体が赤く光り、WASDと↑↓←→が白く光るように設定されています。
光った瞬間めちゃくちゃカッコいいと思いました。
【数日使ってみて感じた良かったところ気になったところ】
届いてから数日使ってみました。
僕はゲームをやらないのであくまでも個人的な意見です。
◎良かったところ
とにかく光ってカッコいい
使うまでは「キーボードは別に光らなくてもいいんじゃない?」と思っていましたが、実際に使ってみるとめちゃくちゃカッコいいです。
キーの感触が気持ちいい
これまで使っていたメンブレンキーボードはカチャカチャという感じだったんですが、これはスコスコという感じで高級感があります。
真下にスライドしている感じというか何というか。
キー表面のツルツル感や軽めの押下圧も相まってタイピング感がめちゃくちゃ気持ちいいです。
これも買う前は「タイピングの感触とか何言ってんのw」と思っていましたが使ってみて分かりました。
×気になったところ
ケーブルが太い
ケーブルが太いので何気に邪魔になります。
その分、頑丈で断線しにくいということもあるんでしょうけどちょっと気になります・・・
綿棒と比べてみたんですが一般的なケーブルも綿棒よりは太かったです。
背景のカッターマットのマス目と比べるとなんとなく分かると思います。
日本語説明書がない
これはさすがに付けてほしかったです。
一応、ネット上にありましたが碌な説明書ではありませんでした・・・
https://www.links.co.jp/wp-content/uploads/2000/11/RGB-Keyboards-Software-Quick-Start-Guide-JP.pdf
もう探り探り、調べ調べです。
【「iCUE」で自分好みにカスタマイズ】
このキーボードは「iCUE」という専用ソフトをダウンロードすることでマクロ設定や光り方のカスタマイズをすることができます。
ダウンロードは下記サイトから可能です。
https://www.corsair.com/ja/ja/icue
どのキーボードを使っているかは自動で認識してくれたと思います。
iCUEを起動するとこんな画面が開きます。
あらかじめ入っているパターンから光り方を選ぶ
この+マークをクリックすると、あらかじめ入っているパターンの中からキーボードの光り方を選べます。
全体の色が徐々に変わるパターンや流れるように変わるパターン、ゆっくり点滅するパターンやCPU温度によって色が変わるパターンなど色んなパターンが選べます。
特に強いこだわりがない方は、この中から気分によって光り方を選んで変えたりすれば十分楽しめる思います。
光り方を自分好みにカスタマイズ
もっと自分好みにカスタマイズしたい方は、ここにマウスカーソルを合わせるとメニューが出てくるのでクリックしてください。
するとこのような画面に切り替わり左側にメニューが出てくるので、ここで光り方を色々変えることができます。
上から2番目の「照明効果」がキーボードの光り方をカスタマイズするための設定です。
手順としては
①で変更するレイヤーを選ぶ
②で光るパターンを選ぶ
③で光らせるキーを選ぶ
④で光らせる色を選ぶ
だけです。
②の設定で点滅したり横に流れたりという光るパターンを選べますが、使うときにチラチラするのは個人的に好きじゃないので今回は常時点灯するパターンを選びました。
③で「All」を選んでいるのでこの場合は全部のキーが同じ色に光ります。
この例だと全体がグリーンに光り続けるようになります。
ただこれだけだと全体が同じ色で光るだけで味気ないので、一部のキーだけ別の色に光らせる設定をしていきたいと思います。
デフォルトと同じようにWASDと↑↓←→だけ白く光るように設定してみます。
①の+を押してレイヤーを追加し、1番上に持ってくる
②で光らせるパターンを選ぶ
③で「WASD」と「矢印キー」を選ぶ
④で白を選ぶ
これで全体をグリーンに光らせながらWASDと↑↓←→だけ白く光らせることができます。
よりWASDの視認性が良くなりますし白く光るキーがワンポイントのようでオシャレになります。
もし色が変わらなかったら①のレイヤーがグリーンより下に来ていないか確認してみて下さい。
この状態で数日使ってみたんですが、数字の1~0がパッと見で分かりづらかったので数字のキーだけ更に別の色にしてみようと思います。
任意のキーを選んで設定するには
・ドラッグして範囲を指定する
・Ctrlを押したままキーを選ぶ
のどちらかで可能です。
①1~0をドラッグ
②+を押してレイヤーを追加しグリーンより上に持ってくる
③でパターンを選ぶ
④で色(今回はイエロー)を設定する
で1~0の数字キーだけ黄色く光らせることができます。
設定が完了した実際のキーボードがこちら。
テンキーがないので数字キーが別の色で光っているとかなり使いやすいです。
WASDのキーキャップと光の色が違うのも良いアクセントになっていてカッコいいと個人的に思います。
近くで見るとこんな感じです。
1つ色の配置が決まるとカラーを変えるだけで色々楽しめます。
女性の方や春の気分を味わいたい方は、全体をピンクにして新緑のグリーンをアクセントにすると良いかもしれません。
こんな感じに可愛く仕上がります。
夏が好きな方は、海の青と波の白と太陽の光をイメージしてこんな感じも良いかもしれません。
涼し気な色になりました。
自分で光り方をカスタマイズすると、より愛着が湧きます。
マクロ機能を使う
ちなみに左のメニューの1番上はマクロ機能の設定です。
僕は使っていませんがマクロ機能とは「よく使う文章」や「複数キーの同時押し」を1つのキーに登録しておくというような機能です。
例えば長いログインIDやパスワードを1つのキーに登録しておけばログインの度にいちいち入力する手間が省けますし、「はじめまして。初心者ですがよろしくお願いします。足を引っ張らないように頑張ります!」という文章を登録しておけばいちいち挨拶文を入力しなくてもボタン1つで入力できる、というわけです。
同時押しはゲームだと「前進のキー」と「ダッシュのキー」の同時押しを1つのキーに割り当てるなど、よく使う同時押しを設定しておくことで操作が楽になるようです。
(もっと複雑なマクロ設定もあるようですが、ゲームによっては禁止事項でアカウントBANされることもあるらしいのでやめておきましょう)
あとはフォルダの最下層にあるソフトを登録しておけばフォルダを何回も開かなくてもキーを1回押すだけでソフトを起動する、なんてこともできるようです。
(まぁこれはショートカットを作ったほうが楽だと思いますが・・・)
【まとめ】
今回は初めてゲーミングキーボードを買ってみましたが、個人的には大満足です。
まぁこれが3万円と言われたら「そこまでの価値があるかなぁ・・・」と思うかもしれませんが、今回は1万円弱で購入できたので。
ちなみに購入前は「アクチュエーションポイントが短く押下圧が軽いのでタイプミスが多くなる」というようなレビューをいくつか見ましたが、僕はあまりそう感じませんでした。
もともとキーボードを強めに押す方なので浅いところで反応していようが1番下まで押したときに反応していようが僕には関係なかったようです。
むしろキーが軽いので疲れにくくなったような気がします。
また自分好みに発光させられてカッコいいですし、キー入力の感触も良いのでパソコンを操作するモチベーションも上がりました。
ブログや仕事などでよく文字入力をする方でモチベーションが低下している方は、少し高めのキーボードに変えてみてはいかがですか?
気分転換になってモチベーションが回復するかもしれません。
ゲーミングキーボードはパソコンでよく文字入力をされている方にオススメな商品だと思います。
逆に「パソコンはネットや動画視聴がほとんど」という方にはあまりメリットを感じられない可能性が高いです。
まぁ、気になっている方は買ってみましょう!