今日はゼルダの伝説シリーズファンが待ち望んでいたソフトの発売日でした。
それがこちら
ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD
元々はWiiで発売されたソフトのリマスター版です。
ゼルダの伝説シリーズは全てが1つのストーリーで繋がっているわけではなくて、色んな結末ごとに時系列が分岐してそれぞれがパラレルワールドになってます。(なっているらしいです)
今回、発売されたスカイウォードソードは全てのゼルダの伝説シリーズの始まりの物語らしいです。
僕は過去にWii版を買ったんですが、Wiiリモコン必須の操作性があまりにもクソすぎたので1時間ぐらい遊んで即売りました。
なのでほぼ初プレイです。
数時間遊んでみた感想やレビュー、ジョイコンとプロコンのメリットデメリットを書きたいと思います。
- 【数時間遊んでみた感想、レビュー】
- 【ジョイコンとプロコンどっちが良い?】
- 【まとめ。リマスターに過度な期待は禁物】
【数時間遊んでみた感想、レビュー】
古いゲームのリメイクなのであらすじは書きません。
◎良かったところ
・いつものゼルダの安心感
最初にストーリーの中で簡単なチュートリアルがあり、色んな仕掛けや謎を解きながらダンジョンを進んでボスを倒す。
新しく手に入れたアイテムで出来ることが増えて新しい謎を解けるようになったり行ける場所が増えていく。
という色んなことが出来るようになっていくワクワク感はまさにゼルダの伝説という感じで安心感があります。
世界が危機的な状況なのにホンワカしている住人たちもまさにゼルダという感じ。
ゲームシステムは3Dゼルダなので「時のオカリナ」に近いです。
(操作性の難は後述しますが・・・)
・ゼルダが可愛い
今回のゼルダの伝説は始まりの物語なのでリンクはまだ「勇者」ではありませんしゼルダも「姫」ではありません。
2人はただの幼馴染みの学生。
なのでゼルダと話すシーンが多いんですが、このゼルダが可愛いです。
画像だけだと可愛く見えないと思いますが、ムービーで見ると可愛いんです。
いきなり「ゼルダを助けに行け」と言われるより、序盤に触れあって可愛いと思ったゼルダに危機が訪れる方がゲームに入り込めます。
画像だけだと不気味な感じにも見えますが動いていると可愛く見えるから不思議。
これはよく撮れているかも。
空からダイブして・・・
ロフトバードが現れて・・・
掴まるゼルダはカッコいいです。
×気になったところ
・やっぱり操作性がキツい。ジョイコン、プロコンそれぞれに一長一短がある
僕がWii版を投げ出した主な理由は「操作性が酷すぎた」というところなんですが、このリマスター版でも操作性は結構キツいです・・・
プレステなどの普通のコントローラーに近いプロコンでもSwitchの両サイドに付いているジョイコンでも操作できるんですが、それぞれに操作しやすい部分と操作しにくくストレスが溜まる部分があります。
慣れの問題かもしれませんが・・・
まぁこれはオリジナルのWii版が「縦横斜め自由に剣を振れる」という直感的操作がウリだっただろうから仕方ないんですが、どうせならリマスターではなくリメイクにしてこの要素を取っ払って作って欲しかったです。
ジョイコンでもプロコンでも操作に難があるのでゲームのテンポが悪くなるんですよね。
ジョイコン操作とプロコン操作の一長一短は後述します。
・飛びついて掴まる判定がシビア
ターザンロープのようなもので反動をつけて向こう側の崖に飛びついたり、次のターザンロープに飛び移ったりする場面が結構あるんですが崖やロープを掴む判定がかなりシビアです。
正直「それに気付くまでが醍醐味で飛びつくスキルはあまり重要じゃないでしょ」と思うんですが、しっかり反動をつけてちゃんと跳躍力がMAXになるところで飛び移らないと高確率で落下してやり直しになります。
まぁ今作は崖底に落ちてもライフが減らないのでペナルティは無いんですが、これもテンポが悪くなってストレスが溜まります。
掴まれそうで掴まれず落下を何回繰り返したか・・・
【ジョイコンとプロコンどっちが良い?】
◎ジョイコンのメリット
視点操作が楽
ジョイコンを使うと一般的なアクションゲームのように左スティックで移動、右スティックで視点操作が出来るので初めてでも違和感なくすんなり操作できます。
また視点操作と剣を振る操作が完全に別操作なので、視点移動しながらボスに接近して斬りかかる、のようなアクションもやりやすいです。
回転斬りや止めの一撃はやりやすい
左右のジョイコンを一緒に振るだけで回転斬りや止めの一撃ができるので操作ミスは少ないです。
×ジョイコンのデメリット
ロフトバードなどジャイロ機能を使うシーンの操作性が悪い
普段のフィールドを歩いたり走ったりするのは左スティックなんですが、それ以外にジョイコンを振って操作する場面が多々あってこれがかなり苦痛です・・・
ジョイコンを振っても操作対象の動きがワンテンポ遅れるのでジョイコンが反応しているのかしていないのかよく分かりません。
また進みたい方向にジョイコンを向け続けるのか1回振るだけでいいのか、振るのではなく捻る必要があるのか、などがよく分からず爽快感0です。
間違いなくWiiのときより精度は上がっているんでしょうけど、やっぱり今作もこれがかなりのストレスです。
ジャイロ機能の基準となる位置が毎回ズレるのでいちいちリセットするのが面倒
ジャイロ機能って「基準となる位置」から縦横にどれぐらいジョイコンがズレたかで判定されていると思うんですが、その基準となる位置がめちゃくちゃズレます。
何度設定し直してもズレます。
もしかしたら「画面の中心」ではなく「そのときのリンクの体の向き」に合わせているのかもしれませんが、ジャイロ機能を使うシーンになるたびに操作キャラが急に横に動き出したり照準が画面の端に張り付いたりします・・・
そのたびにジャイロリセット・・・
仕様なのか調整ミスなのか分かりませんがアップデートで改善されることを願います。
剣を掲げる角度がシビア。また剣を振るときにジョイコンを結構大きく振らないと反応しない
リンクが剣を天に掲げてエネルギーを溜めるような場面がよくあるんですが、これもストレスが溜まります。
剣を掲げたと認識されるポイントが狭い上に「剣を掲げる動作」と「剣を振り上げる動作」は別なので、剣を掲げたと思ったら微妙なズレで剣を振り上げた動作に変わったりして中々ポーズが安定せずエネルギーが溜まりません・・・
剣を掲げるのは何かボタンを押しながらジョイコンを上に向ける、じゃダメだったんですかね・・・
◎プロコンのメリット
ロフトバードやビートルなどの操作が楽
まぁジョイコンのメリットデメリットの反対ですね。
ロフトバードに乗って空を飛んだりビートルというドローンのようなアイテムを操作するとき、プロコンなら左スティックで操作できるのでかなり楽です。
左スティックを倒した分だけ移動する、シンプルな操作性です。
↑プロコンでの操作はかなりシンプルで分かりやすいです。
↑ジョイコンを捻る動作とか分かりづらすぎる・・・
剣をすぐ振れる
プロコンの場合、右スティックが剣の操作になります。
ジョイコンのように右手をブンブン振らなくても右スティックを倒すだけで剣を触れるので、咄嗟に敵が現れたときなどはプロコンの方が対応しやすいです。
ただ回転切りや止めの一撃はジョイコンの方がやりやすいです。
×プロコンのデメリット
視点操作が面倒。特に戦いながらの視点移動はかなり難しい
プロコンの唯一にして最大のデメリットがこれです。
上にも書いたようにプロコンだと右スティックで剣を振ることができるんですが、視点操作はLボタンを押しながら右スティック操作です。
そのまま右スティックを倒すと剣を振り、Lボタンを押しながら右スティックを倒すと視点が移動する・・・
これは本当に意味が分かりません。
慣れなのかもしれませんが歩きながら視点操作しようとしたら視点は変わらず剣を振ってしまったり、視点を移動させていたら目の前に敵がいて慌てて剣を振ろうと思ってもLボタンを押したままで剣を振れなかったり、とにかく煩わしいです。
ボスの周りを走りながらボスを視点の中心に置きつつ剣で斬りかかるなんてプロコンだとたぶん無理です。
これに苦しめられている人多いと思います。
【結論】基本はジョイコンで、操作しづらいところだけオプションからボタン操作に切り替えるのがベストかも
数時間、プロコンとジョイコンで遊んでみて僕の最終的な結論は「ジョイコンで操作しながらロフトバードなどを操作するときだけオプションからボタンオンリー操作に切り替えるのがベスト」でした。
Switchを買ってから一度もジョイコンで遊んだことのなかった僕でもプロコンよりジョイコンの方が遊びやすいと感じました。
上で書いたようにジョイコンの方がデメリットの数は多いんですが、それ以上にプロコンの唯一のデメリットが合わな過ぎて我慢できませんでした・・・
まぁこれは慣れや個人差があるでしょうから何とも言えませんが、操作性に悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
普段はジョイコンで「モーション操作」
ロフトバードやビートルなどを操作するときだけジョイコンで「ボタンオンリー操作」に切り替える。
プロコンでもジョイコンでもカメラ回転速度を「とてもはやい」にするのをオススメ
これはプロコン、ジョイコンどちらもなんですがオプションからカメラ回転速度を「とてもはやい」に切り替えるのをオススメします。
これによって右スティックやLボタン+右スティックでの視点操作スピードが速くなり結構快適になります。
【まとめ。リマスターに過度な期待は禁物】
なんだか全然まとまりのない内容になってしまいました。
まぁ正直操作性以外はいつものゼルダで楽しいというのが僕の印象です。
ただその操作性に難がありすぎて万人にオススメかと言われると「う~ん・・・」という感じです。
特にブレスオブザワイルドのような内容を期待した人がいるとしたら間違いなく失望します。
あくまでも歴史を変えるほどの人気を誇ったWiiで発売されたにも関わらず、「好きなゼルダ作品」などで全く話題に上がってこないぐらいの作品のリマスターです。
FF7リメイクのように現代の技術で1から作り直したリメイクではありませんので過度な期待はしない方が良いです。
ゼルダシリーズ好きなら90点、そうじゃないなら75点、そんなゲームだと思います。
購入を検討されている方は、とにかく操作性のハードルをグーンと下げまくってから購入しましょう。