前回、アイリスオーヤマの冷蔵庫についてレビューを書いたんですが冷蔵庫と同じくらい悩みに悩んだ家電があります。
洗濯機です。
白物家電や大型家電と呼ばれるものは値段が高い分失敗したくないですし、かと言って価格を重視しすぎて性能に納得できなかったら嫌ですし、簡単に人気ランキングに飛びつくわけにはいきません。
そして色々調べた結果、僕が購入した洗濯機がこちら。
ニトリ 8kg洗剤自動投入洗濯機(NT80J1)
ニトリのドラム式ではない縦型洗濯機です。
2か月ほど使ってみたので良かったところ気になったところなど簡単にレビュー。
洗濯機の買い替えを検討している方の参考になればと思います。
【なんで今更ドラム式じゃなくて縦型洗濯機?】
今どき洗濯機と言えばドラム式を買う人の方が多いと思いますが、僕が今更縦型洗濯機を購入したのは以下の理由があります。
値段が安い
まず1番の理由はこれですね。
ドラム式が安くなってきているとは言え、それでも最低限の性能の1人暮らし用でも10万円前後します。
縦型だと10万円あれば色んなメーカーの色んな種類から選べます。
ペット(犬)を飼っている
ペットを飼っている人の悩みの1つがペットの毛だと思います。
これが縦型洗濯機だと大量の水で洗濯物に付着したペットの毛をある程度洗い流せるらしいんですが、ドラム式は構造上あまりペットの毛を取り除けないらしいです。
ドラム式も乾燥機能まで使えば結構ペットの毛も取れるらしいですが、毎回乾燥なんてしてたら電気代がかかりすぎますからね・・・
また、ドラムの軸部分やフィルター部分にペットの毛が詰まって故障したという情報もネットで結構あったので縦型にしました。
容量の割に省スペース
これはよく言われることですがドラム式洗濯機は縦型と比べるとサイズが大きいので結構スペースが必要になります。
特にアパートやマンションのような集合住宅だと、そもそも部屋に入るのか?入ったとしても洗濯機の扉を開くスペースはあるのか?など色々考えないといけません。
縦型だと基本的に防水パンのサイズさえ測っておけば、設置できないや使えないなんてことはないと思うので安心です。
故障しにくくメンテナンスが楽
ドラム式はそもそも縦型より故障しやすいと言われているのに、ペットを飼っていると毛問題でかなり故障しやすくなるらしいです。
故障しても5年間の無料保証など入っておけば大丈夫という意見も見かけましたが故障する度にいちいち修理業者に来てもらうのは面倒くさいですし、定期的に掃除してメンテナンスすれば故障しないという意見も見かけましたがそれも面倒くさすぎると思います。
縦型は定期的に詰まりを取る洗浄剤などで曹洗浄しておけば、そこまで詰まりや故障の心配はありません。
【◎良かったところ】
洗剤自動投入が便利
この洗濯機は約6万円+配送、設置料というお手頃価格で購入できるんですが、なんと洗剤の自動投入機能が付いています。
これは神機能で、洗濯物の量に合わせて洗剤の量を測って入れて柔軟剤の量を測って入れてという手間がなくなるのはめちゃくちゃ楽ですね。
今回この自動投入機能必須で洗濯機を探しました。
ちなみに右の方に入れれば手動で洗剤を投入することもできます。
洗浄力が高い
縦型洗濯機はドラム式洗濯機より洗浄力が高いとよく言われますが、この洗濯機は確かに洗浄力が高いです。
実家にいたときは母親がたまに買ってくる自然由来の謎洗剤で洗っていたのが原因かもしれませんが「汚れや臭いの落ちが悪いなぁ・・・」と思っていました。
それがこの洗濯機で洗うようになってから明らかに襟元や袖などの汚れがしっかり落ちていますし、化学繊維素材の衣類の汗臭さもほぼしなくなりました。
洗剤にアタックゼロを使っているのが要因かもしれませんが、洗浄力はかなり高いと思います。
実験でタオルに色んなものを浸み込ませて洗ってみました。
左上から油性ペン、醤油、焼き肉のタレ、豚骨みそスープの素、アイスコーヒー、蕎麦つゆ、です。
それらを浸み込ませて一晩置いておきました。
醤油とアイスコーヒーと蕎麦つゆは全然色が着かなくて、二度着けしたんですがそれでもあまり色が着かずコーヒーは広がってしまいました・・・
これを一応、水道で手洗いして洗濯機へ。
普通はこういうのが付着したらまず手洗いしてから洗濯すると思うので。
焼き肉のタレと豚骨みそスープの素は結構浸み込んでいますね。
洗濯は「つけおきモード」で行いました。
その結果がこちら!
これ凄くないですか?
流石に油性ペンは全然落ちませんでしたが、醤油、焼き肉のタレ、豚骨みそスープの素、蕎麦つゆはほぼ完全に落とすことができました。
意外とコーヒーのシミが薄っすら残ってしまいました。
なぜ?
新品の同じタオルと並べれも油性ペンとコーヒー以外のシミはほぼ同じ白さ。
ニトリの縦型洗濯機(+アタックゼロ)の洗浄力恐るべし!
【×気になったところ】
当然、乾燥機能はない
縦型洗濯機の低価格帯商品なので乾燥機能はありません。
ドラム式洗濯機の良いところは洗濯物を干す手間がなく洗濯から乾燥まで1度で完結できるところだと思うので、これまでドラム式を使っていてこれに買い替えなどした場合は超絶面倒に感じるかもしれません。
洗濯機としての機能は必要最低限。色んなモードなどはない
こちらも低価格帯洗濯機なのでシンプルなモードしかありません。
個人的には温水モードが欲しかったんですが温水モード機能付きとかになると10万円以内じゃ買えませんからね・・・
衣類の種類ごとに色んなモードを使い分けたい人は買わない方が良いと思います。
時代遅れ感のある操作パネル。ほぼ電源→スタートしか押しません。
全体的に作りが安っぽい
値段の割に性能が良いということは何かを犠牲にしないといけません。
上に書いた操作パネル部分もそうなんですが、全体的に作りがプラスチック感満載で安っぽいです。
蓋部分なんて薄っぺらくてベコベコです。
オシャレ家電で揃えようと思っている人にはオススメしません。
黒いボディは汚れが目立つ
冷蔵庫のときと同じなんですが黒いボディは指紋や汚れがかなり目立ちますね。
まだ使って2カ月程度なのにこの汚さ。
汚れが気になる人は定期的に拭きましょう。
水量設定がガバガバっぽい
基本的に洗濯物をぶち込んでスタートボタンを押せば水量や洗剤の量などを自動で量って洗濯してくれるんですが、この水量の量り方がガバガバな気がします。
というか水量が多めに設定されているようで「この量なら38Lで十分じゃない?」というような洗濯物の量でも56Lになってしまいます。
てか水量の自動設定が38L、56L、62Lってバランスおかしくない?
水道代を節約したい人はちょっとイライラするかもしれません。
【まどめ。洗濯機の重視すべき性能を絞り込んで価格を抑えた高コスパ洗濯機。個人的にかなりオススメです】
ということでニトリの縦型洗濯機のレビューでした。
正直、洗剤の自動投入がある黒い洗濯機で1番安いものを買っただけだったんですが洗浄力に驚きました。
つけおきモードにすれば大概の汚れは落ちると思いますし8kgとかなりの量をまとめ洗いできますし洗剤の自動投入機能が付いていて6万円ちょっとで買えますし、かなりコスパ最強洗濯機だと思います。
ドラム式との1番の違いの乾燥機能も個人的には浴室乾燥もありますし、ペットを飼っていてほぼ年中エアコンを点けているので結構加湿するために室内干ししますし、なくてもそこまで不便に感じません。
まぁ洗濯物を干す手間はありますけど2~3日に1回の5分程度なのでね。
家具のお店というイメージのあるニトリの洗濯機、意外とおすすめです。