最近よくカレーを作るんですが昔、気になっていたカレーを思い出しました。
無水カレー
水を使わず野菜から出る水分だけで作るカレーのことで、昔よく芸能人がタモリさんの自宅に招かれたときに振る舞われると言っていた気がします。
せっかくなので圧力鍋を使って牛すじの無水カレーを作ってみます。
【材料 4人前】
玉ねぎ・・・1kg(小玉だと8個、中玉だと6個、大玉だと3個ぐらいだと思います)
牛すじ・・・600g(お好きな量)
カレールー(辛口)・・・4人分
材料はこれだけ。
具が欲しいならば好きなものを入れましょう。
無水カレーはレシピによって色々入れたりするものもありましたが、揃えるのが面倒なので今回は無しです。
ちなみに圧力鍋は5Lのものを使っています。
今回は新玉ねぎを使いましたが、普通の玉ねぎを使う場合は水分が少なめらしいので量を増やした方が良いかもしれません。
トマトが好きな人は玉ねぎの量を半分ぐらいにしてカットトマト缶でも良いと思います。
カレールーは好きなもので良いと思いますが玉ねぎと牛すじからかなり甘みが出るので、普段よりちょっと辛口をおすすめします。
今回はプライムジャワカレーの辛口を使いました。
ちなみにこのプライムジャワカレー、中辛は結構どこでも売ってあるんですが辛口はかなり取り扱いが少ないようです。
僕は数件探し回っても見つけられず結局Amazonで買いました。
これ凄いのが普通のカレーは1人前でだいたい100kcal前後あるのに50kcalしかありません。
なのに普通に美味しいです。
【作り方】
まず牛すじの下処理をしていきます。
鍋に牛すじを入れて水を大量に注ぎ、火にかけて沸騰するまで待ちます。
下茹ですることで灰汁が抜けて臭みがなくなります。(らしいです)
お湯が沸騰するか牛すじの色が変わり始めたら火を止めてお湯を捨てます。
茹ですぎると牛すじの旨味が捨てるお湯に出ていくので気をつけましょう。
下茹でした牛すじは何度か水洗いして付着している灰汁も洗い流します。
牛すじの水が沸騰するまでの時間で玉ねぎも切っておきましょう。
僕は水分が出やすいように薄切りにしましたが、面倒な人はくし切りや角切りにして圧力鍋の加圧時間を長くしても良いと思います。
玉ねぎを切り終わったら圧力鍋に全部投入します。
牛すじを圧力鍋で下茹でしていた場合は圧力鍋を洗ってから玉ねぎを入れましょう。
なかなかの量になりますが大丈夫です。
この上に下茹でして水洗いした牛すじを乗せて
蓋をして加圧していきます。
圧力や温度の加減は正直よくわかりませんが、僕は高圧でIHコンロを180°に設定しました。
20分加熱して減圧が終わって蓋を開けたらこんな感じでした。
まだ玉ねぎの形が残っていたのとまだ牛すじが硬そうだったので追加で10分加圧。
こんな感じになりました。
写真じゃ違いが分かりづらいと思いますがかなり良い感じです。
あとはカレールーを入れます。
一度沸騰させて、火を止めてからカレールーを入れてゆっくりかき混ぜましょう。
火を止めないと鍋底が焦げ付きます。
完成!
まぁ誰でも作れます。
盛り付けるとこんな感じです。
ゴロっとした牛すじ肉とちょうど良く溶けかけている玉ねぎが良い感じ。
【味】
普通に作ったカレーより玉ねぎの甘みと牛すじのコクが強く感じられてめちゃくちゃ美味いです。
50%オフのカレールーって味が薄かったり物足りなかったりするんじゃないかと思っていたんですがそんなの感じさせないぐらいしっかりとした味になっていました。
辛口を使ったのでスパイシーさと甘さのバランスも絶妙でした。
牛すじもプルプルモチモチしていて短時間で作ったとは思えない軟らかさ。
隠し味など入れる必要がないぐらいの完成度でした。
【まとめ。圧力鍋があれば誰でも簡単に激旨無水カレーが作れます。】
ということで無水カレーを作ってみました。
実は1回よくある玉ねぎとトマト缶で無水カレーを作ってみたんですが、トマトの味が強くハヤシライスっぽくなったので玉ねぎのみで作り直しました。
玉ねぎだけで水分を取った方がカレーとしての味がより深まりますね。
ただかなり甘みが出てしまうので、辛いカレーが好きな人は辛くするスパイスを用意した方が良いかもしれません。
いつものカレーに飽きた人は無水カレーを作ってみてはいかがですか?