先日ずっと待ち望んでいたゲームが発売されました。
それがこちら。
龍が如く極3/龍が如く3外伝 Dark Ties
龍が如くシリーズの最新作で龍が如く3のリメイク版です。
正直オリジナル版の記憶が殆どなく「峯って誰?」状態だったんですが、沖縄が舞台だったのとキャバつくが楽しかったので凄く印象に残っていました。
先日、購入して外伝までクリアしたので正直にレビュー。
良かったところ、気になったところを書きたいと思います。
気になっている方の参考になればと思います。

- 【◎良かったところ】
- 【×気になったところ】
- 【まとめ。相変わらず丁寧なリメイクだけど全体的にボリュームが少なく、アサガオ関連ミニゲーム以外に目新しく感じる要素は無し。峯の外伝がプレイしたい人や3のストーリーを振り返りたい人だけ楽しめると思います。】
【◎良かったところ】
龍が如くシリーズで唯一、沖縄を散策できる
龍が如く極3の桐生一馬は沖縄で児童養護施設「アサガオ」の管理者をしています。
なので物語は沖縄の琉球街という国際通り付近をモデルにした街を中心に進んでいきます。
沖縄の街を歩けるのは龍が如くシリーズで3(極3)だけなので、沖縄に住んだことのある人や行ったことのある人はより楽しめると思います。

昼間に歩く沖縄の街は旅行気分になれます。

琉球街には広い市場もあります。

市場の2階には食事処もあったりしてしっかり作り込まれています。
琉球スタイルが強い
今作の桐生は、いつもの「堂島の龍スタイル」と琉球武器を駆使して戦う「琉球スタイル」という2つのバトルスタイルを使うことができます。
この新しい琉球スタイルが強いです。
普通に戦うなら堂島の龍スタイルの方が強くて使いやすいんですが、琉球スタイルは〇ボタンで敵のガードを崩すことができる上に崩した直後ほぼ確実にヒートアクションを叩き込むことができます。
ヒートゲージってフルに貯まっていても中々条件が合わずヒートアクションを発動できないなんてことがよくあるんですが、琉球スタイルだとほぼ任意のタイミングでヒートアクションを使うことができます。
これが強いのでボス戦などでは基本、堂島の龍スタイルで戦いヒートゲージが貯まったら琉球スタイルにチェンジしてヒートアクションをぶち込み、また堂島の龍スタイルに戻してヒートゲージが貯まったら琉球スタイルでヒートアクションをぶち込む、という戦法を多用していました。

〇ボタンが当たりさえすればすぐにヒートアクションを叩き込めます。強い!

タコ殴りですよ。
アサガオの絆ストーリーが追加されて桐生と子どもたちとの関係が深堀りされた
今作はアサガオで料理をしたり子供たちと遊んだり宿題を手伝ったりすることで子供たちとの絆を深めることができます。
そして絆が深まると個別の絆ストーリーというのが発生するんですが、これがどれもよくできていて桐生が「おじさん」から少しずつ「お父さん」になっていく過程を見ることができます。
桐生が何よりも大事にしているアサガオの子供たちとのストーリーが追加されたのは個人的に嬉しかったです。

太一との絆ストーリー。

お父さんと呼んでくれます。

また別の絆ストーリーでは子供の成長を実感し

泣きそうになる桐生。良いシーンです。
その後のシリーズに繋がるようなサブイベントやセリフがちょっとだけ出てくる
龍が如く極3の舞台は2009年頃なので最新の龍が如く8より13~14年前のことになります。
なので未来との繋がりを感じさせるようなファンサービスがほんの少しだけ出てきます。
これはシリーズファンとしては嬉しかったです。

将来ハワイで乗り回すことになるアレの試作品。

サブイベントで出会う占い師。

数年後を占ってくれます。

これは・・・

龍が如く5のことでは・・・

これは・・・

龍が如く6のことでは・・・

さらにその先の未来も見てくれます。

これは龍が如く8の桐生が見えているようです。

そして意味深なことを教えてくれます。龍が如く9の桐生はどうなっているのでしょうか?

峯編でも。極道が海賊と南国で戦う・・・

それが別の外伝であるんですよ。先の未来で。
峯視点の「極3外伝」がセットなっていてお得
今作は単純に龍が如く3のリメイクというだけでなく、なんと敵サイドの重要人物である峯視点の「龍が如く極3外伝」がセットになっています。
この外伝も本編と同じシステムでしっかり作り込まれていて、峯がどうやって極道になり自分の組を持つまで成り上がっていったのかを知ることができます。
1本で2つのゲームが遊べるのでお得です。
またこの外伝は堂島大吾が凄くカッコいいので是非プレイしてほしいですね。

外伝がセットになるのは初。なんか得した気分。
【×気になったところ】
外伝とセットなのにボリュームは少なめ
上で「2つ遊べてお得」とか書いたんですが、全体的にボリュームはかなり少なめです。
本編の極3でさえ「ツッパリの龍」と「アサガオ」という2つのサイドストーリーを無視して進めたら20時間ぐらいでクリアできてしまうと思います。
外伝なんてメインストーリーだけならだぶん5時間ちょっとでクリアできてしまいます。
その分ストーリーに入り組んだ要素がなく理解しやすいのは良かったんですが、かなりボリューム不足に感じました。
もう少し玉城組とのいざこざエピソードを追加するだとか、外伝は峯が神田を始末するまでのストーリーにするなどしてボリュームアップしてほしかったです。

ツッパリの龍をクリアしても最終プレイ時間は29時間。最近のゲームとしては少なめ。

外伝は神田カリスマプロジェクトをほぼクリアしても最終クリア時間は7時間半。合わせても40時間未満とかなりボリュームは少なめ。
金稼ぎできるミニゲームがバトル系ばかりでダルいし飽きる
今作はお金で桐生や峯を強くしていくいんですが、お金を大量に稼げるミニゲームがバトル系ばかりで正直ダルいです。
桐生編は復讐者という指名手配犯のような奴らを倒して賞金を稼ぐか地下闘技場を勝ち進むことで大金を稼げるんですが、メインストーリーでもバトルばかりですし「ツッパリの龍」というサイドストーリーもバトルばかりですしとにかくバトルばかりで飽き飽きしました・・・
龍が如く7や8では「会社経営」「スジモンバトル」「ドンドコ島」など、バトルと(ほぼ)関係ないミニゲームで息抜きしながらお金を稼げたんだから極3でもそういうミニゲームを入れてほしかったです。

メインストーリーでも戦って

ツッパリの龍でも戦って

地下闘技場でも戦ってはさすがにダルいし飽きます・・・

外伝もダンジョン形式にはなっていますが結局はバトル・・・クリアする気にはなれませんでした。
沖縄をもっと広くしてサブイベント等を増やしてほしかった
上のボリューム不足にも繋がるんですがもう少し沖縄に色々詰め込んで欲しかったです。
龍が如く7は伊勢佐木異人町と神室町、8ではハワイと神室町を走り回ったせいかもしれませんが琉球街と神室町だけだとかなり物足りなく感じました。
市場のところとかもっと色々できなかったなぁ・・・
リメイクですしもっと沖縄を広くしてサブイベントやミニゲームなどを増やしてほしかったです。


市場があるとはいえハワイの広大なマップを知っている分、琉球街のマップがかなり狭く感じるんですよね・・・
アサガオ関連ミニゲームが全体的に面倒臭い
今作ではアサガオで色んなミニゲームをこなすことで子供たちとの絆を深めたりお金を稼いだりできるんですが、正直どれも面倒くさかったです・・・
ミシンが難しい
子供たちが学校に持っていく雑巾や巾着袋などをミシンで作るミニゲームがあるんですが、これが難しかったです。
ミニゲーム自体はレースゲームの応用なんですがミッション車でやたら狭いコースを走らされる感じなのでストレスが溜まります。
これは楽しめなかったのでコンプリートを諦めました。

速度調節しながら制限時間内にゴールしないといけないんですが、コースは狭いしタイムはシビアだしで楽しめず・・・
料理の調味料加減が難しい
アサガオの中のメインストーリーのようなものに、みんなの好きな料理を作っていくというミニゲームがあります。
料理なので食材を切ったり肉を焼いたり材料をかき混ぜたりと色んな調理工程があるんですが、その中の調味料を適切な量で加えるというミニゲームが難しすぎました。
他の工程は完璧にできてもこれだけは失敗します。
まぁ料理は完成するんですけどコツが掴めずモヤモヤしました。

他は完璧でもこれだけはやり方が分からず・・・
畑や畜産の管理は全部自分でやらないといけない。誰かに頼めたらなぁ・・・
アサガオでは野菜や果物を植えたり家畜から卵や牛乳を入手したりできるんですが、これもだんだん面倒になってきます。
種を植える→数分待つ→育った野菜や果物を収穫する、を繰り返すんですが一度に収穫できる量が少ないので何度もやらないといけません。
これが何気に面倒で、種を植える→作物が育つまで他のミニゲームをこなす→作物ができたら畑に戻って収穫するを繰り返すというやたら時間に追われるハードスケジュールになってしまいます。
これは親密度の上がったご近所さんやツッパリの龍の仲間たちに頼めるような要素があればなぁ・・・と思いました。

そもそも畑が狭すぎるんだよね・・・家庭菜園だから仕方ないけど。
魚を獲るのも面倒臭い。罠とかで大量捕獲できればなぁ・・・
料理に使ったり依頼人に渡したりするために魚を獲る必要があるんですが、これも面倒くさいです。
1回の漁や素潜りで1種類につき2、3匹ずつしか獲れないのに、料理や依頼人に要求されるのが1種類につき10匹以上なんてのがザラなので何度も何度も獲りに行かないといけません。
1度料理に使ったり依頼人に渡したらまた集め直し・・・とにかく面倒でした。
罠を仕掛けられるとか魚を大量ゲットする方法があれば良かったなぁ・・・と思いました。

鮭は5匹獲れてるけど他は1匹~3匹しか獲れていません。

なのにカツオ10匹やら真鯛15匹必要って言われてもね・・・1つの料理を作るのに何回魚を獲らないといけないの・・・
彼女イベント、キャバクラ、キャバつく、一切無し。目新しいミニゲームも無し。
最近のシリーズで少しずつ内容が薄くなってきていた女性関係イベントですが、今作ではついに全て無くなりました・・・
サブイベントで知り合った彼女と親密度を深めてホテル街へ、も無し。
キャバクラに通い詰めてホテル街へ、も無し。
街でスカウトした女の子をナンバーワンキャバ嬢に育てる、も無し。
かと言って女性関係以外でも目新しいミニゲームはありませんし、もう少しこういう息抜き要素を作り込んでほしかったです。
【まとめ。相変わらず丁寧なリメイクだけど全体的にボリュームが少なく、アサガオ関連ミニゲーム以外に目新しく感じる要素は無し。峯の外伝がプレイしたい人や3のストーリーを振り返りたい人だけ楽しめると思います。】
ということで龍が如く極3&外伝のレビューでした。
これまでの「極」「極2」同様遊びやすく丁寧にリメイクされていますし、ストーリーは改変もありましたが素晴らしくさすが龍が如くという内容でした。
(ストーリーの改変には賛否両論あるようですが個人的にはどうでもいいかなという感じです)
ただ全体的にボリュームの少なさと目新しい要素の少なさが気になりました。
龍が如く7や8のプレイ時間になれてしまったからかもしれませんが、桐生編、峯編ともに主なサイドストーリーを結構進めてクリアしたのに合わせてプレイ時間40時間以下はちょっと物足りませんでした。
またツッパリの龍など新しいサイドストーリーが追加されていたんですが結局はバトルを繰り返すだけでしたし、宿題を手伝ったり農作物を料理したり出荷したりするアサガオ関連以外に目新しく感じる要素がありませんでした。
「外伝がセットになっている」というお得感をアピールしてただけにちょっと肩透かしを食らった気分でしたね。
ゲームとしては当然面白いので峯が主人公の外伝をプレイしたいという人や、龍が如く3のストーリーを改めて振り返りたいという人は楽しめると思います。
ただそうじゃない人は中古の値段が下がるまで様子見でも良いかもしれません。
龍が如くシリーズはハードルが上がりすぎていて評価が難しいですね・・・