一応、こんな感じの構成でパーツを集めて完成させました。
値段だけを考えるともっと安く作ることもできたんですが「値段の割にそこそこ使える」というコンセプトなので安くもなくハイスペックでもなく中途半端な構成なような気もします・・・
まぁ、せっかくなのでよく自作PCのYouTubeやブログに載っているベンチマークを計ってみたいと思います。
僕は比較対象のパソコンを持っていませんので、このスコアを参考に他の方のベンチマークと比較してみて下さい。
【ベンチマーク測定】
Cinebench R23
よくCPUの性能比較で使われるベンチマークソフトです。
たぶんグラボの性能は反映しません。
1万円以下のCPUってどれぐらいの性能なんでしょうか?
色のついた棒グラフのうち赤とオレンジが今回測定した結果です。
右の数値がスコアで高いほど高性能なCPUということになります。
見やすいように切り取っていますがトータルの性能を評価するマルチコア性能です。
2回分出ていますがスコアはだいたい5400台後半って感じですね。
10回ぐらい計測しましたがだいたい同じぐらいでした。
比較となるCPUのデータが少なすぎるのでこれだけだとイマイチ良さが分かりづらいですが、他サイトを見ると価格ドットコムの最安価格で約13,000円のAMD Ryzen3 3100が同じぐらいのスコアのようなのでコスパは良いと思います。
上の表はAmazonの売れ筋CPUの価格ドットコムでの価格と色んなサイトを参考にした目安スコアです。
スコアが2倍だから単純に性能が2倍というわけではないと思いますが、約2.5倍の価格のRyzen 5 3600のスコアは約1.8倍です。
そう見るとやっぱりCore i3 10100Fの値段あたりの性能は高いように感じます。
とはいえ最下位グレードのCPUなので当然ですが性能だけで見るとかなり低い部類になるんですけどね。
コア1つあたりの性能を評価するシングルスレッド性能も計測しましたが、最新のCPUだからか上位グレードのCPUと大差ありませんでした。
シングルスレッドのスコアが何に影響するのかド素人の僕にはわかりません・・・
FF15 ベンチマーク
よくパソコンの性能を計るのに使われるベンチマークソフトです。
かなり重たいゲームなのでミドルスペック以上のパソコンを使う方がベンチマークを計るのによく使うようです。
これはどちらかというとグラボの性能を計るベンチマークっぽいです。
(素人なので間違えていたらごめんなさい)
フルHD 標準品質
まずはフルHDの標準品質です。
まぁ画質にこだわりのない方であればこれぐらいの画質でも十分満足できるのではないでしょうか。
左上から
CPU使用率、CPU温度
グラボ使用率、グラボ温度
フレームレート
平均フレームレート
となっています。
(フレームレートやFPSとは「1秒間に何枚の画像を切り替えられるか」のようなもので、まぁ高ければ高いほど動画が滑らかになると思っておけば大丈夫だと思います。今は60FPS以上が滑らかに動く基準になっているような気がします)
暗転シーンの高フレームレート部分を含んでいるとはいえ、平均フレームレートが88FPSなので80FPS以上は出ると思います。
快適判定です。
一応、動画も残しました。
参考程度にご覧ください。
フルHD 高品質
次はフルHD高品質です。
これぐらいの設定で60FPSで遊べればPCゲーム入門用としては十分だと思うんですが、どれぐらいで動くんでしょうか。
1番下の平均フレームレートが65FPSとなっていますので60FPS以上は出ていると思います。
よっぽど画質にこだわる方やコンマ数秒を争うようなゲームをする方でもない限り十分ではないでしょうか。
こちらも快適判定です。
こちらも動画にしていますので参考にご覧ください。
4K 高品質(ダメもとで)
一応、4K高品質も試してみました。
まぁこの構成で綺麗に動くわけありませんが気になったので。
平均フレームレートは29FPSです・・・
微妙にカクカクします。
やっぱりこの構成では無理がありますね。
やや重い判定です。
まぁ4Kで快適にゲームをするならばCPUもグラボも4~5倍ぐらいの値段の物を揃えないといけないでしょうし、4K対応モニターも必要になります。
ゲームによると思いますが低価格コスパ重視PCではフルHD高品質が限界だと思います。
一応、こちらも動画です。
微妙にカクカクしているのが分かると思います。
3DMark
こちらもパソコンの性能を比較するのによく使われるベンチマークソフトです。
結果としては極めて良好と出ましたが・・・
一般的なゲーミングPCと比べるとやはり性能は落ちるようで、ゲーミングノートPCと同等性能のようです。
ちなみにこの3DMarkで例として挙げられている構成はそれぞれこんな感じなんですが、1番下のゲーミングPCでさえCPUとグラボだけで9万円ぐらいします。
1番上のプレミアムゲーミングPCだとCPUとグラボだけで27万円ぐらいします。
僕の構成はCPUとグラボで3.3万円ぐらいです。
本格的なゲーミングPCってお金がかかりますね・・・
【まとめ】
以上、簡単なベンチマークと性能テストでした。
重いゲームの部類のFF15ベンチマーク結果などを見てもフルHD高品質ぐらいまでで遊ぶなら問題ないレベルの性能だと思います。
ただしゲーミングPC全体で見ると性能は最下位レベルに位置しますので「4Kや8Kの最高画質で滑らかに動くゲームを楽しむ」というようなことは出来ません。
正直、個人的には普通にネットやYouTubeを見たりシティーズスカイラインなど普通のゲームをやる分にはスペック不足を感じることはありません。
バトルロワイアル系の高速で動くゲームを綺麗な画質かつ高フレームレートで遊びたい方や高画質な動画を編集する方は、それに見合ったパーツを揃えて見合ったパソコンを作りましょう。
あくまでも自作PC入門、PCゲーム入門用としてですが低予算で自作パソコンを考えている方の参考になればと思います。
【おまけ。本当に低予算でゲーミングPCを作るとしたらこんな構成】
今回はコスパ重視ゲーミングPCでしたので、Wi-Fiやデザイン等で欲張った部分もあり入門用PCとしてはちょっと高めになりました。
なのでもし本当に値段だけを重視したらどれぐらい安くゲーミングPCを作れるのか構成を考えてみました。
値段は2021年1月21日時点でのAmazonでの値段です。
最近どうやらPCパーツ(特にグラボ?)の値段が高騰しているようですが、本当に低予算でゲーミングPCを自作するとしたらこんな感じになると思います。
グラボの性能がかなりダウンしていますが、セールじゃなくても色々妥協すればかなり費用は抑えられますね。
よく「5万円台で作るゲーミングPC」というのを見かけますが、グラボのスペックを落としてOSなしであればそんなに難しくはないようです。
右の最安構成ならばそこそこのモニター、マウス、キーボードを合わせても10万円以内で収まると思います。
安い構成でもそこそこの性能のPCは作れるので、興味のある方は自作PCにチャレンジしてはいかがですか?