僕は普段、保険全般を扱う代理店の仕事をしています。
ただ正直、ご相談にいらっしゃる方は保険のことが殆どわからないので、メリットばかり刷り込まれて上手く担当者に丸めこまれているお客さんが多いです…
なので僕から保険の選び方の簡単なアドバイスを書きたいと思います。
迷ったり混乱している方はご参考までに。
立場によって必要な保険は違うので、今回はお父さん編です。
・優先順位
①収入保障保険
②ガン保険
③医療保険
④貯蓄性保険
①収入保障保険
死亡したら奥様が毎月10万円受け取れます、みたいな保険です。
一家の大黒柱のお父さんなら、まずは自分のための保険より奥様とお子様のための保険を選ぶべきです。
月数千円の掛け捨てになりますが、自分に万が一のことがあったら家族の生活や進学を守れるという保険の「価値」を考えると安くないですか? できれば「介護や障害状態」でも保障されるものがよりオススメです。
②ガン保険
個人的に迷っているなら医療保険よりこちらを優先すべきだと思います。
入院は短期化していますが、ガンの通院治療は何年も掛かる可能性がありますので経済的ダメージが大きいです。
またガンになったら最悪の場合、お仕事も辞めないといけなくなります。
国の高額療養費という制度もありますが、もし仮に毎月5万円の治療費が何年も続くとキツいと思います。
なのでガンだけは手厚くしておくことをオススメします。
③医療保険
ここは貯金でカバーするという考えもありです。
貯金がない、または将来が不安という方は若くて健康なうちに入りましょう。
個人的には掛け捨てがオススメです。
将来戻ってくる還付型(リターン型)は考え方によっては有りですが、お祝い金付きは言いくるめられた人が入る残念な保険です。
迷っているなら候補から外していいと思います(最近入った場合のみ。昔のお祝い金はメリットが大きかったです)
④貯蓄性保険
余裕があるなら早めに月5千円でも1万円でも始めておきましょう。
銀行なんかより増えますし控除などメリットが多いです。
外貨は怪しく感じるかもしれませんが円建て商品の利率が低い「今は」断然おすすめです。
ただ外貨の貯蓄性保険を選ぶ場合は現金の貯金も並行してやりましょう。
円高リスクに対応するためです。
以上、お父さんの優先すべき保険はこんな感じです。
最後に気を付けていただきたいことを2つ
・医療保険やガン保険の10年払いや20年払いはあまりオススメしません。
60歳や65歳払いが無難です。
なぜなら 総額は安くなりますが医療やガンの技術は20年あれば大きく変わるので、払い終わった保険自体が使えなくなる可能性があります。
逆に貯蓄性のある保険は10年や15年など早めに払い終わって寝かせるのがより増やすコツです。
・やたら世間話を盛り上げてくる担当には要注意!
信頼させて保険料の高い商品や手数料の高い商品を案内するという手法なことが多いです。
「◯◯さんのオススメはどれですか?」など絶対に言わないように。
本当に親身な担当は簡単な世間話はしますが、何時間にも渡って保険以外の無駄な話はしません。
以上、保険で迷っているお父さんの参考になればと思います。
他にも「自分の状況だったらどんな保険がいいの?」「この特約必要?」などありましたらご質問ください♪
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