SAKU39のブログ

初心者サラリーマンブロガー。ゲーム、サッカー、趣味、保険などのことをダラダラ書いています。

やっとファイナルファンタジーⅦリバースをクリアしたのでレビュー。最高のキャラ、最高のストーリーを最低レベルのゲーム性が台無しにした駄作。続きのストーリーを見るために何度も面倒なマップ探索とミニゲームをやらされてウンザリ。原作のFFⅦ信者以外は途中で投げ出す可能性が高いと思います。

先日、ゲームファンの多くが待ち望んでいたシリーズの続編が発売されました。

 

それがこちら。

ファイナルファンタジーⅦリバース

 

ファイナルファンタジーシリーズの中でも屈指の人気を誇るⅦのリメイク2作目です。

オリジナル版はCD何枚組かの大作だったんですが、リメイク版は3部作になって分割で発売されます。

今作はその2作目ということで旅立ちでもなくクライマックスでもなく真ん中という中途半端な部分・・・

ただFFⅦのオリジナル版はゴールドソーサーで遊べたりユフィとヴィンセントが仲間になったりなど、中盤がかなり面白かったりするので期待感はありました。

 

そのFFⅦリバースをやっとクリアしたので良かったところ、気になったところなど簡単なレビュー。

購入を検討している方の参考になればと思いますが、先に書いておきます。

個人的にはオススメしません。

 

↓前作「ファイナルファンタジーⅦリメイク」のレビューはこちら

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【◎良かったところ】

 

オープンワールド風になって冒険している感が凄い。

前作のFFⅦリメイクはミッドガルという限られたエリア内での冒険でしたが、今作はついに広大なフィールドに飛び出します。

仲間たちと会話をしながら歩いたりチョコボに乗ったり川を渡ったり海を泳いだり、冒険している感が凄いです。

ティファとエアリスとユフィは修学旅行中の女子高生のようで微笑ましかったです。

プロローグが終わると広大な世界が広がります。

 

海を泳いだり

 

空を飛んだり色々できます。

 

登場人物の心情や背景が丁寧に描かれていてそれぞれのキャラがより魅力的になった。

前作もそうだったんですが冒険中の会話やリアルになった表情、それぞれの心情や過去などが丁寧に描かれていて登場人物たちがより魅力的になりました。

ティファのクラウドを心配する表情やユフィの天真爛漫さ、レッドXⅢのギャップと決意など本当にそれぞれ魅力があり最高の仲間達でした。

 

クラウドとザックスの共闘シーンは激アツ!

 

セフィロスの悪のカリスマ感が凄い。

 

10代の頃のティファも今のティファもカワイイ。

 

でも今作のメインヒロインはどちらかというとエアリスかな?

 

ただユフィもカワイイんですよ・・・

 

恐そうに見えるけど年長者としてパーティーをまとめてくれるバレット。

 

今作1番の感動ポイントかもしれないナナキの名シーン。

 

戦闘での使い方がイマイチ分からなかったケット・シー。

 

戦闘に参加していないメンバーにも経験値が入りマテリアも成長する。

最近のRPGでは結構当たり前になってきましたが戦闘に参加していないサブメンバーにも経験値が入りますし、サブメンバーが装備しているマテリアも成長します。

よく分からないけど育てた方が良さそうなマテリアや、MAXまで成長させて売って金策しようと思っているマテリアはとりあえずサブメンバーに装備させておきましょう。

サブメンバーにはとりあえず適当にマテリアを装備させておきましょう。

【×気になったところ】

 

敵は硬いしミニゲームの難易度も高いし全体的にテンポが悪いしダルい。難易度EASY推奨。

全体的に敵が硬いのでザコとの戦闘も長引きがちです。

指定の敵を倒すクエストなどは時間制限があってタイムオーバーになってしまったりかなり面倒くさかったです。

ミニゲームも難易度が高く、初見でクリアできないものも結構ありました。

ミニゲームをやりたいわけじゃないんですよ・・・

こういう本編と関係のないところでやたら時間がかかるので、全体的にテンポが悪く全てがダルく感じました。

ストレスなく遊びたいのであれば難易度はEASYにすることをおすすめします。

敵が硬い・・・だから戦闘が長い・・・

まぁストレスの溜まるミニゲームばかりでしたよ・・・攻略法があるのかもしれませんが。

面倒で面白くないサブクエストやミニゲームばかり。

今作の1番の不満点がこれです。

今作はチャプターが進むごとに真っ白で新しいマップから始まるんですが、マップごとにサブクエストやミニゲームが散りばめられています。

これが数が多い上にどれも面倒なだけで全然面白くありません・・・

「敵を制限時間以内に倒せ」「敵が〇〇を使う前に倒せ」「ミニゲームで〇〇点以上を獲得しろ」など。

チャプターが進んでも敵やミニゲームの種類が変わるだけでやることは同じ。

マジで作業感が強く面倒臭かったです。

モンスターの討伐に色々条件を付けられると全然楽しくない・・・

 

モーグリを捕まえるミニゲームもストレスが溜まるだけで面白くなかった・・・

 

ピアノも操作性が悪すぎてね・・・

 

召喚獣の解析も面倒だし、そもそもこんなの必要ないだろって思いました。

 

メインストーリーに強制的にミニゲームが入ってくる。

そんなにサブクエストやミニゲームが面倒なら無視してストーリーだけを進めればいいじゃんと思うかもしれませんが、メインストーリーにもたまにミニゲームが入ってきます。

これも点数によってもらえるアイテムやキャラの好感度が変わったりするから面倒・・・

メインストーリーは勘弁してくれって思いました。

他のチョコボたちに見つからないように目的のチョコボを捕まえるクソみたいな強制ミニゲーム

ロールプレイングゲームを遊びたくて買ったのに強制的に入ってくる音ゲー

 

強制的にやらされるシューティングゲーム・・・マジで色々勘弁してよ・・・

 

面倒なサブクエストやミニゲームをやらされすぎてストーリーがブツ切りになる。

チャプターが変わるごとにストーリーが進むんですが、とにかく面倒なサブクエストやミニゲームをダラダラとやらされるので前のチャプターのストーリーを忘れてしまいます。

「前のチャプターで何があったんだっけ?」「何でここに向かってたんだっけ?」ってよくなりました。

 

フィールドに段差が多いのに視覚的に登ったり降りたりできる段差なのかが分からない。泳げる範囲も行ってみないと分からない。

これも今作の問題点だと思いますがマップの地形がクソです。

チャプターごとにオープンワールド風のマップを探索するんですが、丘や崖、川や海など色んな地形が登場します。

これだけ聞くと面白そうに感じるかもしれませんが、丘や崖は高低差が一定の高さを超えると乗り越えたり飛び降りたりできなくなり、行き止まりと同じ扱いになります。

川や海も泳いで行ける限界があり「これ以上は進めそうにない」のようなメッセージが表示され進めなくなります。

そしてこれらの進めない地形はマップでは判断できないので、歩いて近付いてみないと分かりません。

後半になるにつれ、目的地に向かっていたら段差で囲まれていて進めず引き返す→別のルートを行ってみてもまた段差で囲まれていて進めず引き返す、みたいなことがよくありました。

ただでさえマップ埋めが面倒なのに町やサブクエストにたどり着くためのルートも探さないといけないのが更に面倒でした。

ゼルダのBOTHやTOKのように段差を自由に登り降り出来るのであれば複雑な地形も楽しめるんですが、ただの見えない行き止まりはストレスでしかありません。

視界が悪い上に昇り降りできない段差だらけのゴンガガマップは本当にストレスでした・・・マップのギミックも全く面白くないんですよね・・・

 

チョコボや乗り物に乗ったままだと「調べる」ができない箇所が多く、いちいち乗り降りが面倒。

今作はプレイ時間の大半を探索に使うことになるんですが、歩くスピードが遅いのと1つ前に書いたように歩いて進めないエリアが多いので乗り物で移動することが多いです。

ただ乗り物に乗ったままだと通信塔や召喚獣の祠などを調べることができません。

目的地に着いたら乗り物から降りて調べて乗り直すという作業が何気に面倒でした。

乗り物に乗ったまま調べたら、自動で降りて調べ終わったら自動で乗り直すという仕様にできなかったのでしょうか・・・

召喚獣の祠。チョコボに乗ったままだと調べられません。

 

ライフスポットも一度チョコボから降りないと調べられません・・・なぜ?

 

ストーリーの途中でメンバーが限定される場面があってマテリアの付け替えが面倒。

今作は途中で戦闘に参加できるメンバーが限定されることがあります。

その度にマテリアの付け替えないといけないのが結構面倒です。

後半はマテリアも資金も潤沢になるのであまり気にならないんですが、マテリアに限りのある中盤ぐらいまではかなり面倒でした。

オリジナル版ってそんなに離脱と合流を繰り返したっけ?

 

チャドリーの話がいちいち長いしうるさい。

冒険のガイド役のような存在のチャドリーというキャラがいるんですが、正直うるさいです。

探索スポットに行くたびにウンチクをペラペラ、町で話しかけたらどうでも良い世間話、似たような立場のマイとのやりとり、全部邪魔でした。

途中から△ボタン長押しでスキップしてました。

とにかく余計な会話が多い・・・

ザックスのパートが面倒。全部ムービーで良い。

途中途中ザックスのストーリーが入ってくるんですが、本編との繋がりがボヤかしてあって正直意味不明です。

しかもほぼ戦闘などなく支持された場所へ歩いて行くだけのパートなのでかなり面倒。

ザックスを推したいならば無駄に操作などさせずムービーだけで良かったと思います。

意味不明なストーリーで指示された目的地に移動するだけ・・・これ操作いる?

 

敵をロックオンできているかが分かりづらい。

敵が素早く動くので戦闘ではロックオンが重要になるんですが、ロックオンした場合マーカーに凄く小さく「LOCK」と表示されるだけなので正直分かりづらいです。

敵も動くし攻撃のエフェクトも派手なのでより視認しにくい・・・

なぜロックオンしたときにマーカーの色も変わるようにしなかったのか謎です。

ロックオンしていないとき。

 

ロックオンしているとき。分かりづらい・・・

エフェクトバリバリだともう何がなんだか・・・

 

敵の攻撃のタイミングが分かりづらくジャストガードが難しい。

戦闘のポイントでジャストガードというのがあるんですがタイミングが難しいです。

敵も動きますし攻撃の予備動作のようなものもほとんどありませんので、ジャストガードを狙おうとすると何もせずガン待ち戦法になります。

ただでさえサブクエストやミニゲームでゲーム全体のテンポが悪いのに戦闘中まで敵の攻撃を待っていたら時間がかかりすぎるので、結局脳筋ゴリ押し戦法になってしまいジャストガードなんて使わなくなりました。

 

パラレルワールドになったのか色んなシーンが入ってきてストーリーが意味不明。

途中途中ザックスのパートがあったり、セフィロスが急に現れたり、最後の方でクラウドだけが見えている人がいたり、正直ストーリーが分かりづらく意味不明です。

たぶん誰かが生きている世界もあれば死んでいる世界もあるというパラレルワールドになっているんだと思いますが、最後までモヤモヤが残ったままでした・・・

もうストーリーがよく分かりません・・・

 

【おまけ画像】

 

【まとめ。現代の技術で蘇ったクライドやティファ、セフィロス達は圧巻。ただゲーム内容はRPGの名作をミニゲームだらけに改悪した完全な駄作。ストーリーの続きを見るために苦行をこなすゲームです。FFⅦ信者は楽しめると思いますが純粋にゲームを楽しみたい人は買わない方が良いと思います】

ということでFFⅦリバースのクリア後レビューでした。

 

気になったところの方が多かったようにハッキリ言って駄作です。

キャラクターとストーリーは本当に最高なんですが、ゲーム内容の面倒臭さが全てを台無しにしていました。

クラウドとティファのすれ違いやクラウドとエアリスの関係性、セフィロスの変貌と悪のカリスマ感、レッドXⅢ(ナナキ)のギャップ、バレットの過去と年長者としてのリーダーシップ、ユフィの天真爛漫さやチョコボの歌など、本当に見どころは山ほどありました。

ただ肝心のゲーム内容がとにかく面倒くさい!

次のムービーを見るために苦行のゲームに渋々消化していく感じ・・・本末転倒です。

YouTubeか何かでムービーシーンを繋ぎ合わせた動画を探して観れば十分だと思いますよ。

 

なので個人的には正直おすすめしません。

FFⅦというガワがあるからギリギリ許されてるだけであって、ゲーム面だけ見るとハッキリ言ってクソゲー認定されてもおかしくないデキだと思います。

5,000円以下ぐらいになれば綺麗な映像でFFⅦの一部を楽しめるということで買っても良いかもしれませんが、現状はオリジナル版でハマりまくったFFⅦ信者以外は買わない方が良いと思います。

 

三部作の最後は2027年頃の発売を目指しているらしいですが、僕は世間の評価が集まるまで様子見すると思います・・・