先日、前々からやりたかったワンピース像1日全制覇に挑戦したんですが
その様子を撮影するために格安アクションカメラを購入しました。
それがこちら
AKASO Brave 4 Pro
アクションカメラとして有名なのは「GoPro(ゴープロ)」なんですが、これがメチャクチャ高いんですよ・・・
Amazonを見る限り型落ちのものでも4万5千円以上します。
なので試しに1万円ちょっとで買えるAKASOという会社の「Brave 4 Pro」を購入してみました。
まぁ中華製品でよくあるOEM製品だと思いますが、数日使ってみて良かったところ気になったところなど素人のレビューです。
【開封】
箱はこんな感じです。
想像していたより小さかったんですが、アクションカメラって超小型カメラなので当然と言えば当然です。
中には色々入っていたんですが主に使うのはこのあたりだと思います。
左から防水ケース入りカメラ本体、バッテリーパック2個、バッテリー充電器、USB AーmicroUSBケーブル、リモコンです。
クイックスタートガイドは中華製品あるあるなんですが折れ曲がっていました。
まぁ「このQRコードを読み取って」だけの紙なのでどうでも良いです。
あとは付属品が沢山入っていました。
1つずつ撮影していたんですが面倒だったのと何に使うのか分からないものも多かったので、クイックスタートガイドの付属品のページを載せておきます。
全部入っていたかは確かめていません。
ちなみにアクションカメラを「付属品が沢山入っている」って理由で高評価を付けている人もいますが、カメラ本体の性能が低いから付属品で補っていることが殆どですので個人的に付属品の数は気にしなくて良いと思います。
(カメラ本体にに防水性能を付けられなかったから防水ケースが付属していたり、カメラ本体に三脚用のネジ穴を付けられなかったから色んなマウント用のアダプタが付いていたり)
上の画像では防水ケースに入っていましたが、カメラ本体はこんな感じです。
前面にも撮影しながら映り具合を確認できるモニターが付いています。
ここら辺は値段の割には良いですね。
ただ実物は全体的に安っぽいというかオモチャっぽい。
手が写ってる・・・
背面は全面タッチパネルです。
上部には電源スイッチ兼シャッターのボタンのみ。
底面にはバッテリーを入れるところのみ。
右にはボタンが2つ。
上の「M」ボタンを長押しするとフロントモニターと背面モニターを切り替えられます。
下のボタンは設定画面とWi-Fiの切り替えボタンですがほぼ使いません。
左にmicroSDスロット、microUSBポート、microHDMIポートがあります。
【◎良かったところ】
値段の割にそこそこ遊べる。
正直、画質はあまり良くありませんがコンパクトで持ち運びや固定が簡単ですし長時間の動画撮影もできるので値段の割に遊べます。
リモコンが便利。
スマホやデジカメもそうなんですが、位置を固定して撮影するときに録画開始ボタンを押したことでカメラがズレたりして「あぁーっ!!」となることがあります。
この商品にはシャッター機能のみですがリモコンが付いているのでカメラに触れることなく撮影することができます。
これがかなり便利です。
僕は車載カメラとして何度か撮影したんですが、リモコンがあると録画開始と終了のたびにシートから体を起こしてカメラに手を伸ばす手間がなくなるのですごく楽でした。
【×気になったところ】
画質はイマイチ。
下の方に画像と動画も載せていますが、画質に過度な期待はできません。
まぁこれは値段も安いですし予想通りだったんですが。
GoProの最上位機種なんて9万円前後しますし、それと比べたらオモチャみたいなものです。
4K30FPSだと動画が揺れてまともに撮影できない。
動画撮影の最高画質として4K30FPSを選択できるんですが、これで撮影しても手ブレ補正が効かないのか動画がグワングワン揺れてまともに撮影できません。
設定を調整すれば改善するのかもしれませんが今のところ上手く撮影できません。
同じく1080P120FPSもグワングワンというよりガガガガガって感じで小刻みに揺れてまともに撮影できません。
もしかするとコスト削減のために上位機種から廉価グレードまで同じソフトウェアが使われているのかもしれませんが「う~ん・・・」って感じです。
夜間撮影、スローモーション撮影には使えない。
これも下の方に載せた画像と動画を見れば分かると思いますが、夜間撮影とスローモーション撮影は全くと言っていいぐらい使えません。
夜間撮影はぼやけ方が酷いですし、スローモーション撮影はほんの少しゆっくりになるだけです。
あとスローモーション撮影は「1080P120FPS」を選択しても、なぜか撮った動画は「1080P30FPS」になってしまいます。
夜のドライブの様子を撮影しようと思っている方や、テレビでよくあるスーパースロー映像を撮ろうと思っている方は他のカメラを買った方が良いです。
長時間撮影すると熱暴走で停止する。
これはこの商品に限らずアクションカメラ共通の問題らしいんですが、高画質で長時間動画撮影をしているとカメラが高熱になって強制的に電源オフになってしまいます。
長時間撮影すると動画は15分ごとに分割されるんですが、電源が落ちたところの動画はファイルが破損して見られなくなってしまいます。
運転中の動画を撮影していて気付いたら電源が落ちていたなんてことが数回ありました。
【実際に撮影した動画】
動画
とりあえず実際に撮影した映像を比較した動画です。
画像比較(動画から切り出したもの)
【4K30FPS】
一応、最高画質で撮った動画から切り出した画像です。
ブログの画像サイズなら画質良く見えますね。
ただ動画だとグワングワン揺れてまともに見ることは出来ません。
【2.7K30FPS】
2番目に画質の良い設定。
これもブログの画像サイズなら綺麗に見えますね。
この設定なら手ブレ補正もちゃんと効くので、今のところ動画撮影にはこの設定が1番良いように感じます。
【1080P120FPS】
この設定がフレームレートは1番高いんですが、動画だとなぜか小刻みに揺れ続けて全く使えません。
そして他の設定と比べると画像の外側の歪みが酷いです。
何故なんでしょうか・・・
【1080P60FPS】
動画だとこの設定は滑らかに動きます。
たぶんYouTubeぐらいならこの設定で十分なんだと思います。
画像で見ると「ちょっと画質が粗めかな?」って感じですね。
総合すると画質を優先するなら2.7K30FPS、滑らかさを優先するなら1080P60FPSを選ぶのが良さそうです。
というかそれ以外選択肢がありません。
夜間撮影動画からの画像切り出し
【4K30FPS(WDR)】
【2.7K30FPS(WDR)】
【1080P120FPS(WDR)】
【1080P60FPS(WDR)】
このように夜間撮影の画質は終わっています・・・
スローモーション撮影の画像切り出し
上にも書きましたがスローモーションは「1080P120FPS」で撮影してもなぜか「1080P30FPS」になってしまいます。
1080P30FPSの動画から1フレームごとに切り出した画像です。
当然スーパースローなど撮れないので風船がどんな風に破裂したのかなど分かりません。
一瞬です。
【熱暴走対策】
【×気になった点】で書いた熱暴走について。
アクションカメラは高画質、高フレームレートで撮影するほどカメラ自体の温度が上がり長時間動画撮影をすると強制的に電源が落ちてしまいます。
なので僕なりに調べて実践した熱対策を紹介しておきます。
画質を落とすとか定期的にカメラを止めるとか当たり前のことは書きません。
バッテリーパックを使わずにモバイルバッテリーで給電しながら撮影する。
この商品の良いところはバッテリーパックが2個入っているところなんですが、これを使うと長時間の撮影はできません。
バッテリーパックが高熱になるのかカメラ本体の熱をバッテリーパックが保温してしまうのか分かりませんが、数十分で熱くなって止まってしまいます。
なのでバッテリーパックは入れずモバイルバッテリーと繋いだ状態で撮影することで、カメラの熱暴走を抑えることができます。
これは長時間撮影を考えている人は必須だと思います。
僕はこれに繋いで撮影しています。
風を当て続けながら撮影する。
今はハンディファンが流行っていますが、ああいうもので風を当て続けて熱を逃がしましょう。
原始的ですがパソコンやゲーム機など熱を持つ精密機械も内臓ファンの風で冷ましているので効果はあります。
僕はダッシュボードの上にカメラを固定して撮影しているので、エアコンの冷風がフロントガラス側にも行くようにして冷やしています。
これだと1時間ぐらいぶっ続けで撮影しても止まりません。
【まとめ】
今回は久々にガジェットレビューでした。
アクションカメラと言えばGoPro、DJIが有名なんですが僕には高すぎるのでお試しで安いものを買ってみました。
正直、当たり前ですがテレビや大物YouTuberレベルの綺麗な動画を撮ろうと思っている方には全くおすすめできません。
ただ気になった点の方が多かったですし正直、明るい時間の動画撮影にしか使い道はなさそうですが個人的には結構満足しています。
2.7K30FPSであればそこまで見られない画質ではありませんし、超コンパクトサイズなのでパッと撮影してパッとパソコンに取り込むことができる手軽さが凄く良いです。
動画を撮るのにスマホだとバッテリーが気になるしデジカメだとちょっと大きくて扱い辛いからこのサイズのアクションカメラがちょうど良い。
今のところ運転中の動画を撮っているだけで楽しいです。
アクションカメラに興味があるけどいきなりGoProのような高額なアクションカメラを買うのはちょっと躊躇ってしまう、というような方の入門用として面白い商品だと思います。