昨日、人気RPGテイルズシリーズの最新作が発売されました。
それがこちら
TALES of ARISE(テイルズ オブ アライズ)
正直、僕はこのシリーズをそこまでやっていないので過去作との比較はあまりできません。
(デスティニー1、アビス、ヴェスペリア、グレイセス エフぐらい・・・)
ただ今作はバトルシステムが一新されたとのことなのでシリーズ経験者も未経験者も多少の知識差はあるでしょうが同じように遊べると思います。
そんなシリーズミーハーの僕が数時間序盤をプレイして感じた良かったところ、気になったところを簡単にレビュー。
気になっている方の参考になればと思います。
- 【テイルズシリーズ(テイルズオブシリーズ)って?】
- 【◎良かったところ】
- 【×気になったところ】
- 【ネタバレあり!序盤のあらすじ】
- 【まとめ。バトルが面白く探索も親切設計で快適。かなり良作なRPGだと思います】
【テイルズシリーズ(テイルズオブシリーズ)って?】
調べたら最初のファンタジアが1995年発売でしたので25年以上続く長寿シリーズです。
ドラクエFFのコマンド式RPG全盛の時代に、移動はオーソドックスなRPG、戦闘はアクションゲームを取り入れた画期的なゲームでした。
個人的に戦闘の楽しさがこのシリーズの1番の特長だと思います。
キャラ同士の会話が見られる「パーティーチャット」などもあり仲間への愛着も湧きます。
一部のシリーズ以外はストーリーの直接の繋がりはありません。
ただやることが多い分、ボンヤリプレイし辛かったりします。
また、シリーズファンの方に怒られるかもしれませんがデザインも(最近のは特に)アニメチックだったり少女漫画チックだったりで手を出しにくい印象を受けます。
作品ごとにバトルシステムに違いがあったり恋愛要素が強すぎたりで評価が良い作品と悪い作品が極端に分かれるので、シリーズ未プレイで気になる方は評判が良くて安くなっているシリーズを購入してみると良いかもしれません。
(テイルズオブアライズは7000円ぐらいしますし、合わなかったら最悪なので・・・)
【◎良かったところ】
ヒロインが可愛い
上にも書きましたが、このシリーズはキャラデザインで損をしていると思うんですよね・・・
ゲームシステムは素晴らしいのにすごく勿体なく感じます。
(ファンの方、申し訳ありません)
今作は個人的に買いやすいパッケージデザインだと思いますし、何よりヒロインが可愛いです。
一緒に旅をするヒロインが可愛くないとモチベーション上がりません。
今作はツンデレヒロインなので、そういうのが好きな方におすすめです。
何やら秘密がてんこ盛りなヒロイン。
ピンク髪にポニーテール、碧い瞳という男性ファンが1番食いつく設定だと思います。
可愛い。
最初は夏の海が似合いそうな白いワンピースを着ています。
本来のコスチュームに着替えたシーン。
主人公が美しさに見惚れて言葉を失います。
初回特典のデカい翼が邪魔・・・
逆に主人公の素顔に驚いたような表情。
かっこ良かったからなのか、知っている顔だったのか、この表情の理由は不明です。
これは今後のストーリーで明らかになっていくと思います。
テンプレのようなツンデレ美少女です。
男性プレイヤーはブヒブヒ言いましょう。
簡単操作で爽快なアクション。術技(必殺技)も使い放題
これはテイルズシリーズの伝統ですが、ボタン1つで簡単に術技(必殺技)が出せます。
しかもよく繋がるので敵を斬って斬って斬って術技で空中に跳ね上げて空中で斬って斬って最後に空中術技を叩き込む!なんてことも序盤から簡単にできます。
術技を使うにはAG(アーツゲージ)というゲージを消費するんですが、クールタイムが短くすぐ回復しますし上限も増やせるのであまり気にせずぶっ放せます。
これかなり気持ちいいです。
□、△、○に地上技3個と空中技3個をそれぞれ設定できます。
空中に跳ね上げる技がお気に入り。
これも伝統ですが術技を指定された回数使うと新しい技を閃きます。
味方も同様です。
また、途中から使えるようになるブーストアタックも派手で強力です。
こちらはBG(ブーストゲージ)が溜まるのに時間がかかるので「ここぞ!」というときに使いましょう。
ブーストアタックは十字キーの上下左右に割り当てられるので、こちらも簡単に出せます。
また、敵に連続攻撃を叩き込んで体力が少なくなるとブーストストライクという仲間との連係技が出せます。
1番派手な大技でカッコいいのでボス戦の止めに使いたいですね。
主人公とヒロイン(シオン)のブーストストライク。
炎の剣で斬りかかり・・・
大炎上!!
まだ序盤ですが、これが出たら必ず戦闘が終了するので勝利確定時にしか出せないのかもしれません。
お馴染みスキット(パーティーチャット)は健在
テイルズの特徴的なシステムとしてスキット(パーティーチャット)というものがあります。
RPGってイベント以外で仲間キャラと話すことは少ないと思うんですが、テイルズシリーズはゲーム内での出来事やイベントに対してのキャラ同士の会話やキャラの心情を見ることができます。
日常の会話やキャラ同士の関係性などを見ることができるので「仲間と旅をしている感」が強くなります。
また、これのおかげで「あのキャラの意外な一面が見られたのに誰もいじらない・・・」や「あんなショックなことがあったのに普通に旅を続けてる・・・」などという、ゲーム内でよくある違和感がなくなります。
もちろんゲームの進行には関係ないので見ずに進めることも可能です。
今作は漫画のコマ割りのように表示されるので、かなり見やすいです。
真面目なシーンもあれば・・・
誰もが気になる謎が解明されたり・・・
気まずいやり取りがあったりとスキットの種類は様々です。
会話したことのあるモブキャラは吹き出しの色が変わる、ファストトラベルがある、など色々親切設計
話せるモブキャラには吹き出しのアイコンが表示されるんですが、会話前と会話後でアイコンの色が変わります。
これ何気に嬉しい。
3DのRPGで1番面倒なのが街の探索です。
リアルな街並みに近付けるため建物と建物の距離が遠くなり、その結果会話や情報収集が凄く面倒になりました。
今作はアイコンの色が変わるので新しい情報がないモブキャラは素通りできます。
白い吹き出しアイコンが・・・
話し終わると灰色になります。
こいつとはもう2度と話すことはないでしょう。
当然、行ったことのある場所へワープできるファストトラベルもあるので移動が面倒ということもありません。
またフィールドでアイテムや素材を手に入れたらマップに情報が追加されるので、クエストや料理で素材が足りなくなったらマップで探して近くへファストトラベルすればすぐ手に入れることもできます。
(1度採った素材も時間を置けば復活します)
ここでジャガイモを拾ったのでマップに記録されました。
ゲームのメイン部分以外のストレスをできるだけ減らすように作られていて、すごく遊びやすいです。
【×気になったところ】
まだ全然序盤までしか進めていないので殆どありませんが、敢えて挙げるとすればです。
アニメはもう不要でしょ・・・
テイルズと言えば重要なシーンで入るアニメーションだと思うんですが、ここまでCGが発達したんだしもう要らないでしょ・・・
まぁ容量の節約や製作期間の短縮など理由があるのかもしれませんが、実写並みのCGで物語が進むゲーム中に一昔前のアニメシーンが入ると一気に安っぽくなります・・・
全部CGキャラで表現してほしかったです。
アニメだと緊迫感がイマイチ・・・
アニメ・・・
アニメのオープニングでありがちな構図・・・
恋愛アニメでありがちな構図・・・
まだアニメシーンを求めているファンもいるのでしょうか・・・
ジャンプの意味あるの?
フィールドを歩き回るときにジャンプができるんですが、膝ぐらいの高さの箱にさえ乗れません。
ジャンプには何か意味があるのでしょうか・・・
倒れている砂袋にも塀にも登れない・・・
ストーリーが進むと使う場面が出てくるのかもしれません。
フィールドの木を切るなどのフィールドアクションが(たぶん)ない・・・
最近のRPGは木を切ったり箱を壊したりなどのフィールドアクションがだいたいあるんですが、テイルズオブアライズにはありません。
ありきたりですが「キャラごとの武器を使い分けて謎を解く」みたいな要素があっても良かった気がします。
壊せそうなのがいっぱい転がっているのに・・・
これも物語が進むと何かできることが増えるのでしょうか・・・
移動時のキャラが微妙にデカく(カメラが近く)感じる・・・
これは個人的な意見なんですが微妙にキャラがデカいというか、カメラが近く感じます。
めちゃくちゃデカいというわけではないんですが、もう少しカメラが遠い方がフィールドを広く見渡せるのになぁ、と感じます。
設定で変えられたら良いのに・・・
実際に遊んでみないと伝わらないと思うんですがもう少しキャラが小さくても良いかな、という印象。
変えられないですよね?
【ネタバレあり!序盤のあらすじ】
まぁ体験版もありますし序盤中の序盤ですが、ネタバレありで簡単に冒険の始まり部分を書きます。
何も情報を仕入れずにプレイしたい!!という方は見ないようお気を付けください。
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奴隷の少年が巨大な樽のようなものを運ばされています。
しかし子供な上にまともな食事も与えられていないので力が入りません。
奴隷を管理する装甲兵が棒のような物で叩こうとすると・・・
仮面を被った男が背中で受け止めます。
これが今作の主人公、鉄仮面です。
正直「この変なのを操作するのかよ・・・」と思いました。
その場は何とか収まりましたが、怪我をした鉄仮面は同じ奴隷の医者の元へ行きます。
主人公は鉄仮面が外せない上に記憶もなく、更に痛みを感じない体質のようです。
痛みを感じないだけで身体は傷付くので、気を付けないと突然死んでしまう可能性さえあるらしいです。
話は変わって別の場所へ。
列車を襲う二人組。
襲った列車の荷台には腕を繋がれたセクシーな女性が・・・
若い男が意識を確認しようと女性に手を触れたら強烈なビリビリ。
同時に意識を取り戻した女性は逃げ出します。
話は鉄仮面の方に戻ります。
近くの列車の上からドンッという音が聞こえたので鉄仮面が列車の上に登ってみると、さっきの女性が・・・
なりゆきで女性と逃げ出す鉄仮面。
そこに列車を襲った二人組が合流し、4人で逃げ始めます。
追っ手から逃げるために後方の列車を爆破したら、その爆風で4人は吹き飛ばされてしまいます。
洞窟のような場所で目を覚ました鉄仮面。
近くにいた人に一緒に逃げた女性のことを聞くと、尋問されているとのこと。
急いで駆け付ける鉄仮面。
尋問しているのは一緒に逃げたオッサンです。
女性の名前はシオンとのこと。
シオンは触れた人間が雷に打たれたような強烈な痛みを感じるという特異な体質のようです。
シオンは人々を奴隷としてこき使う「レナ」と呼ばれる人種の人間、尋問しているのは奴隷たちと同じ「ダナ」という人種の人々です。
鉄仮面も奴隷だったのでダナです。
そりゃあとっ捕まえて尋問するよな・・・
と思ったら敵襲を知らせる合図が。
レナの人間がシオンを取り返しに来たようです。
なんやかんやがあって主人公、シオン、オッサンの3人で逃げることになります。
しかし・・・
洞窟から出るとレナの装甲兵が大量に待ち構えていました・・・
絶体絶命です。
すると1本の矢がシオン目掛けて飛んでいきます。
ボロボロの剣で止めようとする鉄仮面。
しかしコンマ数秒間に合わず・・・
シオンは矢を受け倒れてしまいます・・・
するとシオンの矢が刺さった箇所から火柱が上がります。
苦しむシオン。
鉄仮面が抱きかかえます。
痛みを感じないのでシオンに触れても平気です。
そのまま燃え盛る矢を抜きます。
仮面の右半分の隙間から青白い光が漏れて・・・
矢をシオンから引き抜くと炎が剣の形になります。
そのまま・・・
炎の剣を一振り!!
業火で装甲兵たちを焼き払います。
残った装甲兵も恐れをなして逃げていき、3人はなんとかこの場を切り抜けました。
炎の剣はシオンが体内に隠し持っていたマスターコアと呼ばれるものの力らしいです。
これが物語のカギとなる重要なアイテムでしょうね。
装甲兵をなんとか追い払ったのは良かったんですが・・・
鉄仮面の両手は炎で焼け爛れてしまいました。
痛々しい・・・
本人は「痛みを感じない体で助かった」などと言っていますが大火傷です。
するとシオンが鉄仮面の両手に手をかざします。
鉄仮面の腕がみるみる回復していきます。
これがシオンの本当の星霊術(魔法)らしいです。
ここから痛みを感じないダナの鉄仮面と、触れたものを傷つけるレナのシオンの2人旅が始まります。
【まとめ。バトルが面白く探索も親切設計で快適。かなり良作なRPGだと思います】
一応、僕は主人公の仮面が割れるところまで進めました。
それでも序盤中の序盤だと思いますが、ほぼストレスを感じずかなり楽しめています。
正直ストーリーはいがみ合っていた2人が惹かれあっていくという王道中の王道だと思いますが、とにかくバトルが面白いのでどんどん先へ先へと進めてしまいます。
まぁヒロインが可愛いのとツンデレの「デレ」の部分が見たくて進めてしまうというのもありますが・・・
バトルが面白く移動や情報収集が面倒に感じないというのはRPGにとって凄く重要な要素だと思うので、テイルズオブアライズはかなり良作だと思います。
戦闘は派手なんですがシステムはかなりシンプルなので、僕のように「最近のRPGは複雑すぎて面倒」と感じている方でも楽しめると思います。
これまで僕はテイルズシリーズを4作しか遊んでこなかったように、正直テイルズシリーズにそこまでハマったことはないんですが今作はスタートからどっぷりハマっています。
面白いRPGを探している方にはかなりオススメです。
個人的には100点満点で今のところ98点ぐらいの高評価です。