先日、Amazonをなんとなく眺めていたら魅力的な商品があったので購入しました。
それがこちら。
御模道 1/9 アイアンマン プラモデル
何と読むのか分かりませんが中国のメーカーが作ったアイアンマンマーク85のプラモデルです。
アイアンマンのフィギュアは沢山ありますがプラモデルは珍しいです。
中国の会社ということで怪しい気がしたんですが、一応ちゃんとしたホームページがありました。
2018年に創立されたまだ新しい会社のようで、ホームページの日本語もおかしいしホームページ自体が重いし発展途上の会社のようです。
一応、作成したのでレビューでも書きたいと思います。
人生初のプラモ塗装をしたんですが、物凄く雑で下手くそなのでガチのモデラーの方は見ない方が良いと思います。
【箱】
画像では伝わりづらいですが、流石1/9サイズだけあって箱が巨大でした。
箱のデザインは安っぽさなどなくカッコいいですね。
これはよく見れば分かると思いますが、白い粉塵みたなのが大量に付着していました。
一応、拭いたんですが綺麗にはならず・・・
ここらへんはチャイナクオリティーですね。
一応ディズニーのマークがあるのでライセンスを取得した公式商品です。
箱を開けるとアベンジャーズのマークが書いてある内蓋。
ここら辺も意外とちゃんとしていて高級感があります。
取り出してみたら意外とパーツが多くて「えっ・・・」と思いました。
だってAmazonの紹介ページだと
これぐらいしか載ってなかったから・・・
もちろんこの画像ほど少ないとは思っていませんでしたが、想像より多かったです。
【説明書】
最初のページは完成品の写真です。
英語と中国語のみで日本語には対応していません。
次のページから組み立て手順なんですが、もちろん英語と中国語のみ。
ただプラモデルを1回でも作ったことのある人なら絵の説明だけで作り方は分かると思います。
後半も完成品のポージングの写真がいっぱい。
正直これを眺めるだけでも楽しいです。
【組み立てようと思ったけど・・・】
説明書もざっと読んでいざ組み立てようとおもったんですが・・・
「色、変じゃない?」
アイアンマンってスポーツカーのようなピカピカの赤色が特徴だと思うんですが、これはどう見てもあずき色・・・
ゴールドの部分も画像だとそれっぽく見えるんですが、金と黄土色の間のような色で光沢感がありません・・・
さすがにこの色で完成させるのはもったいないですし、せっかくなのでアイアンマンカラーに塗装してみようと思います。
もともとガンプラなどの塗装に興味があったので良いきっかけです。
【塗装してみる】
塗装すると言ってもやったことがないのでまずは情報収集。
一般的には
①サーフェイサーというもので下地を塗る
②好きなカラーで塗る
③トップコートをしてイメージする光沢やツヤを出しつつ色の塗装の保護をする
という手順のようです。
まずはサーフェイサーを購入。
モデラーさんたちは「サフ」とも呼ぶようです。
サーフェイサーを塗る理由は塗料の付きをよくしたり、色に統一感を出すためと言われています。
またモデラーさんによってはサーフェイサーを使わない人もいるようです。
ただ、今回サーフェイサーを使うのは金属感を出すためです。
黒いサーフェイサーを塗った後に好みの色を塗ると金属っぽい重厚感が出るとのこと。
せっかくだしやってみます。
黒のサーフェイサーを塗って乾いたあとです。
今回はパーツ数が多いので枠から切り離す前にまとめて塗装します。
面倒くさがりなのが1番の理由ですが。
写真だと色が変化してシルバーっぽく写っていますが、実際はもっと黒に近いグレーでした。
このままでもバットマンスーツみたいでカッコいいと思いますが、この上から色を付けていきます。
メタリックレッドを吹き付けたパーツ。
まだこれは1回目ですが薄く複数回に分けて塗ると綺麗に塗れるそうです。
明らかに元のあずき色よりアイアンマンっぽいですね。
こちらはゴールド部分なんですが何だか色が変です・・・
乾いたらゴールドになるのかと思ったんですが・・・
なんだか薄いゴールドに・・・
量が多いからとタミヤじゃないメーカーのゴールドスプレーを買ったらこのありさま・・・
タミヤのゴールドを購入して上から塗装し直しました。
タミヤのゴールドはまさにアイアンマンカラーでした。
今回はメインカラーのメタリックレッドの部分とゴールドの部分のみ塗装しました。
面倒だったので。
あとから後悔することになるんですけどね・・・
イメージ通りの塗装したパーツが乾いたので、いざ組み立てようとしたら・・・
小袋に入れられた手が出てきました。
なんで他のパーツと一緒に赤い枠に繋がってないんだよ・・・
小分けにする方が手間もコストもかかるだろうに・・・
もうこれはサーフェイサーを吹き付ける時間はないので直接メタリックレッドで塗装しようと思ったら、わざと残したのかってぐらいのバリがありました。
こっちも一目でわかるバリが・・・
ここらへんは中華クオリティーです。
良く見ると上手く塗装できていない部分もあったので、手のパーツと一緒に全体を仕上げ塗装して完了。
【組み立て開始】
ここから1番面倒な組み立てに入っていきます。
まずはフェイス部分。
レッドメタリックとゴールドの金属感が良いですね。
切り離しが雑すぎてこういう荒い部分があります・・・
次はボディ部分。
光沢感が良い。
このボディ部分や一部のバーツでこういう全長2cmぐらいのドライバーを使うところがあって、中々大変でした。
次は腕。
かなり細かく作り込まれています。
次はクロー・ブラスター。
アイアンマンのメインウェポン。
ここは色のムラがありました。
まぁ使い込まれた感があって逆に良いかもしれませんが・・・
あとこれはクローブラスターの内部なんですが、左のグレーのパーツを上下180度回転させて右のゴールドの部分に付けるんですが赤で囲んだ部分がどうしても合いませんでした。
調べてみると他の方も同じようになっていたようなので、ここはデザインナイフやニッパーなどで強引に削るしかありません。
テストで組み立てたりしないのかな?
足。
かなり細かいパーツが多く大変でした。
ここは塗装が雑すぎて気持ち悪い気泡が入ったり・・・
知らない間に髪の毛が落ちていて線が入ったりと塗装の粗が目立ちます。
これは足を付けるパンツ部分。
赤いテカリが良い感じです。
ソーとの連携技で使ったナノ・ライトニング・リフォーカサー。
小さいパーツが多い上にゴールドのパーツが塗り直しのせいで厚みが出ていてハマりにくく、凄く苦労しました・・・
真ん中の部分から電池を入れられます。
あと画像を見て気付いたんですが右の真ん中の足のような部分に赤いパーツが足りていません。
このあと付けました。
あとこのパーツの内部に電池で光らせる装置を入れるんですが、丸で囲んだところがどうやってもはみ出しました。
本当は出っ張ったところを小さい黒丸3つの部分で切り落とすんだと思います。
自分で切断しましたが何かと詰めが甘いです。
エナジーブレード。
クリアパーツってカッコいいですよね。
手の甲から出るレーザーカッター。
できれば赤いクリアパーツが良かったです。
これで全てのパーツが揃いました。
ブログだとチャチャっと作っているように見えますがマジで大変でした・・・
ここで組み立てる前の仕上げ、トップコートです。
ガンプラの場合は半光沢のクリアー塗料を使うのが一般的のようですが、今回は金属のテカリを強調したいので光沢のクリアー塗料を使いました。
自家製塗装ブース。
吸引力が弱すぎる・・・
【完成!!ポージング】
暗闇にうっすら見える何か。
ピカーッ!!
アイアンマン参上!!
暗闇で何かが光ったと思ったら・・・
アイアンマン「動くな!」
プラモデルとは思えないリアルさ。
めちゃくちゃカッコいいです。
光る部分にはボタン電池を仕込んでおいて、スイッチとなる部分を押すと光らせたり消したりできるんですが目の部分は毎回マスク部分を外さないとスイッチが押せないのが少々やっかいですし破損しそうで怖いです。
あとはクロー・ブラスターとナノ・ライトニング・リフォーカサーも光ります。
まぁ使う機会がどれだけあるのかって感じですが。
上半身のアップ。
もう今さらなんですがグレーの部分もシルバー塗装するべきでした・・・
メタリックレッドとゴールドは良い感じなのにグレーのプラスチック部分のせいで安っぽく見えます。
下半身のアップ。
よく見ると塗料のムラなどありますが、アイアンマンカラーは結構再現できていると思います。
上半身を後ろから。
光の反射が良い感じです。
ただ光沢のトップコートはあまり意味がなかったような気がします。
まぁ塗装の劣化を遅らせてくれるらしいので良いんですが。
下半身を後ろから。
踵のパーツも動くので足首から下は結構動かせます。
面倒なのでやりませんでしたが・・・
【S.H.フィギュアーツ アイアンマン マーク85《ファイナルバトルエディション》と並べてみました。】
こうやって並べてみると大きさの違いがよく分かりますね。
フォルムもフィギュアーツの方が映画に近い流線形になっていますが、プラモデルだとそこまでの表現は難しいのかもしれません。
こうやって並べると同じマーク85でも微妙にデザインの違いがありますね。
なんだか並んで歩いている親子に見えてきました。
ホットトイズのクソ高いフィギュアは持っていないので比較はできません。
【まとめ】
今回はプラモデルということで作る手間がありましたが、その手間が無駄ではなかったと思わせてくれる完成度でした。
グレーの部分をシルバー塗装しなかったのは物凄く後悔しましたが、全体的にはイメージ通りのカラーに仕上がって満足です。
初めての塗装も失敗した部分はありますが、思っていたより簡単でした。
まぁ細かい部分の塗装がなかったので失敗しようがないんですけどね。
枠から切り離す前に塗装するのは楽なんですがやはり切り離した部分は少し目立つので、小さいプラモデルの場合は切り離してから塗装した方が良いと思います。
逆にプラモデルが大きかったりパーツの数が大量だったりする場合は切り離す前に塗装する方が楽だと思います。
まぁ切り離す前に塗装すると塗装範囲が広くなるのでお金はかかりますが・・・
電池について
最後に電池について。
このプラモデルは目やアークリアクターを光らせることができますが、電池が入っていません。
必要となる電池を書いておきますので、光らせたい方は一緒に購入しておくことをオススメします。
SR521SW × 6個
ヘッド部分 2個
アークリアクター 2個
クロー・ブラスター 2個
時計用の電池らしいですが大きな家電量販店やホームセンターにしか置いてないので、Amazonなどで購入しておいた方が絶対良いです。
コンビニやスーパーにはまず置いてありません。
SR621SW × 2個
ナノ・ライトニング・リフォーカサー 2個
なぜかナノ・ライトニング・リフォーカサーだけ電池の種類が違います。
嫌がらせでしょうか?
これはスーパーなどに置いてあったりしますが通販で買う方が安いです。
手のリパルサーも光るんですが、この部分は釣りの浮き用の電池付きライトが最初から入っていますので別途購入の必要はありません。
アイアンマンファンの方にはおすすめですのでゴールデンウィークに作ってみてはいかがですか?