昨年、クラウドファンディングで支援しようか迷っているものを紹介したのですが
本日クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」よりリターンの品が届きました。
それがこれです。
Aipowerの「Wearbuds」
イヤホン内蔵型のスマートウォッチということですが実機はどうなのでしょうか。
【スペック】
・ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホン | 仕様 | ||||
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Bluetoothチップ | クアルコム QCC3026 | ||||
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.0 | ||||
スピーカー | 各イヤホン:1×0.24"/6mm、16Ω、 20Hz~20,000Hz、88db |
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周波数 | MEMS、100Hz~10,000Hz、38db | ||||
防水レベル | IPX5(同封説明書ではIPX6) | ||||
持続時間 | フル充電1回で最大5.5時間、 リストウォッチ充電で最大12時間以上 |
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充電時間 | 1時間 | ||||
通信距離 | 約10m(同封説明書では15m) |
詳しいことはわかりませんが・・・
・Bluetoothに関してはクアルコム(Qualcomm)社の音声処理チップQCC3026と、Bluetooth5.0が採用されており低遅延です。
・コーデックはAACとaptXに対応しているのでiPhoneユーザーもAndroidユーザーも使用できます。
・スピーカーの性能自体は平均的ですかね?
・防水レベルはIPX5~6なので、水がかかっても大丈夫だけど浸水は厳しいという程度です。
(ちなみに最近イヤホンやスマートウォッチでよく見るIP○△という表記ですが、○は防塵性能、△は防水性能を表し、数字が大きくなるほど高性能になります)
・タップで音楽の操作や電話操作が可能です。
・ノイズキャンセルはCVC8.0とのことなので外で通話する時などは聞き取りやすくなると思われます。
(ちなみにこのCVC8.0やCVC6.0というのは通話時の聞こえ方に影響するだけで、外で音楽を聴くときなどの雑音を軽減してくれるわけではないそうです。)
・スマートウォッチ
スマートウォッチ | 仕様 | ||||
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Bluetoothバージョン | Bluetooth 4.2 | ||||
プロセッサー | ARM Cortex-M4 | ||||
ディスプレイ | 80×160、0.96インチ、TFTディスプレイ | ||||
センサー | 7軸加速度センサー(気圧計を含む) 心拍数センサー、振動モーター |
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再生時間 | 最大7日間 | ||||
充電時間 | 約1.5時間 | ||||
防水機能 | IPX5 | ||||
通信距離 | 10m |
・タッチパネル対応
・歩数、心拍数、カロリー、階段数?、移動距離、睡眠の質、等の計測が可能。
【実物レビュー】
オシャレな箱に入っていました。
箱の1番下に多言語の説明書(スタートアップガイド)が入っていました。
日本語にも対応しています。
ワイヤレスイヤホンはこのように収納します。
(ボンヤリ顔などの写りこみが・・・)
イヤホンを使うときは収納した状態からカチッと鳴るまで押し込むとイヤホンが少し飛び出ます。
ベルト部分はシリコン製で金具を穴に止めるタイプです。
(伝わりますかね?)
ワイヤレスイヤホンを収納した状態でのスマートウォッチ全体の重量は約57gで、左右のイヤホンのみの重量は約8.5gです。
見た目はこんな感じです。
表示部分は5パターンから選べます。
何を通知するのかも選べます。
【◎良かったところ】
スマートウォッチとワイヤレスイヤホンを1つで持てるところは本当に良い!!
音楽を聴こうと思ったときに、わざわざカバンやバッグから小さいイヤホンケースを探す必要がないのが凄く便利です。
見た目がカッコいい
見た目も画面表示もシンプルだけど最先端な感じがしてデザインがオシャレです。
【×気になったところ】
時計部分が分厚い
約2cmほどの厚みがあります。
事前に分かっていたとはいえ実物を見るとやっぱり少し分厚いです。
スマートウォッチの表示画面が小さい
時間や心拍数などが表示されるのは囲まれた部分だけです。(縦1cm、横2cm程度)
機能上、仕方ないのかもしれませんが小さいです。
銀色部分が金属じゃない
上の画像の表示画面の周りの部分ですがアルミやステンレスではなくプラスチックです。
銀色塗装されているだけですので使い込んでいくうちに剥がれてこないか不安です。
スマートウォッチの機能が少ない
他のスマートウォッチには普通に付いている血圧測定機能やカメラシャッター機能などありません。
通知機能も少ない
Twitterとの同期ぐらい初期からあってもいいような・・・
スマートウォッチのバッテリーはたぶん7日も持たない
まだ何日も使っていないので正確にはわかりませんが、色々設定をいじったりしているだけで結構バッテリー残量が減りました。
まぁ普段使いではそんなにいじることもないでしょうし、使用時間は「最大」7日間となっていますのでそんなものなのかもしれません。
イヤホンのコーデックがAACとaptXのみ
細かいところですし僕は全然詳しくないですがイヤホンのコーデックはもっと色々対応させてほしかったです。
AACはiPhoneユーザーの為に必要ですが、Androidで音質にこだわる人向けにaptX HDにも対応させるか、Androidのスマホゲーマー向けにより遅延の少ないaptX LL対応させるか、してほしかったです。
まぁ個人的には全く気にならないのですが。
スマホとの接続が不安定?
スマートウォッチが悪いのかスマホが悪いのかアプリが悪いのか、スマートウォッチとスマホのBluetooth接続が上手くいかないことがあります。
(イヤホンとスマホはすぐペアリングしてくれるのですが・・・)
これは個体差かもしれませんしアプリのバージョンアップで改善されるかもしれません。
【まとめ】
かなり気になる部分が多いですが、個人的には気に入りました。
支援金は15,000円ぐらいでしたが、スマートウォッチとワイヤレスイヤホンを買ったと思えば高くもなく安くもなくですかね。
スマートウォッチとワイヤレスイヤホンが一体になっているということで支援して(買って)みましたが、正直どっちも性能としては中途半端かなぁ・・・という印象です。
「一体になっている」というところ以外に特に目新しいところがあるわけではありません。
一般発売時期は今のところ未定、予定価格は18,000円程度のようです。
もし発売されたら購入をオススメするかと言われると、個人的にはおすすめしません。
新しい物好き、いつもワイヤレスイヤホンケースがカバンの底で行方不明、という方は買ってみてもいいかもしれませんね。
18,000円でこれを買うならば、10,000円のワイヤレスイヤホンと8,000円のスマートウォッチを買った方が性能だけでみると良さそうです。
現物を見たり色んな感想やレビューを調べたりできないので、クラウドファンディングで支援する際はそういうことも理解した上で支援しましょう。